アシノン錠75mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)


金曜から喉のいたみがあります。逆流性食道炎があり、胃腸科からアシノンが処方されています。耳鼻…


お世話になります。12月の頭ころから食後の胃の不快感とげっぷに悩まされています。最初は胃もたれ、…

かかりつけ医に胃内視鏡検査を受け、以前よりびらんの炎症がすすんでいるのでアシノン150mgを処方されまし…

効能・効果、用法・用量 ; ○胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎; ○下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

消化性潰瘍は、消化管粘膜の一部に生じるびらんで、粘膜筋板を貫通するものを指します。典型的な症状としてみぞおち付近が焼けるように痛み、しばしば食事によって軽減するのが特徴です。

胃酸の分泌を促進する神経伝達物質にはヒスタミン、ガストリン、アセチルコリンなどがあり、それぞれの受容体に結合することで胃酸の分泌を促進します。「ニザチジン」はヒスタミンが結合するヒスタミンH2受容体をブロックすることでヒスタミンの胃酸分泌促進効果を抑制します。

ヘリコバクターピロリ感染症および非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)は、粘膜の正常な防御および修復機構を妨げることにより、胃酸が胃や十二指腸などを刺激してしまいます。アシノン錠(ニザチジン)は胃酸の分泌を抑制することで、胃酸から胃や十二指腸を守ります。


ザチジン(アシノン)、ラフチジン(プロテカジン;胃粘膜保護作用有り)が ..

アシノン錠(ニザチジン)に配合されている有効成分は「ニザチジン」です。「ニザチジン」は「H2受容体拮抗剤」に分類される成分であり、胃粘膜壁細胞のヒスタミンH2受容体を遮断し、持続的に胃酸分泌を抑制します。

アシノン錠150mgに関するニュース ; 胃の薬を2年飲み続けた人で鉄分が不足する? 地域の統計による解析

ヒスタミンH2受容体拮抗薬は胃の壁細胞にあるヒスタミンH2受容体を競合的に拮抗します。これにより平時の胃酸の分泌および食物による胃酸の分泌の双方を抑制します。これには2通りのしくみがあると考えられています。ヒスタミンがH2受容体に結合するのを妨げるのと、ガストリンやアセチルコリンの持つ胃酸分泌刺激作用が弱まるということです。

しゃっくりが最近よく出るなと思ってたら胃痛と背中辺りの筋肉が痛くなりました。

逆流性食道炎は、胃酸を含む胃の内容物が胃から食道へ逆流し、食道の炎症を引き起こす疾患です。食道はのどから胃をつなぐ管で、正常な状態では一方向のみに輸送を行い、逆流することはありません。

[PDF] 資料No.5 一般用医薬品の市販後調査結果等について

一般名ニザチジンは米国イーライリリー社で開発された新しいH2受容体拮抗剤であり、化学構造的にはチアゾール環の誘導体です。アシノンZは種々の前臨床試験の後、米国では1981年から臨床試験が開始されました。本邦においても1985年からアシノンカプセル150の開発が開始され、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎に対する有用性を確認し、1990年6月に製造承認を取得しました。
また、1990年よりアシノンカプセル75における急性胃炎および慢性胃炎の急性増悪期に対する有用性を確認し、1996年11月に製造承認を取得しました。
アシノン錠75mgおよびアシノン錠150mgは新剤型として2007年3月に製造販売承認を取得したフィルムコーティング錠です。

ヒスタミンH2受容体を遮断し、胃酸分泌を抑えます。また、胃排出促進作用および唾液分泌促進作用を示します。通常、胃・十二指腸潰瘍お ..

しかしながら、肥満やアルコール摂取、特定薬剤の服用が原因となり、しばしば胃の内容物が逆流してしまうことがあります。胃は胃粘膜によって胃酸から保護されていますが、食道にはこのような保護機能がないため、胃酸が食道へと逆流すると炎症や損傷が生じることがあります。

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アシノンZは,胃酸の分泌をコントロールするニザチジン(H2ブロッカー薬)を含んだ胃腸薬です。胃酸の出過ぎによる症状(胸やけ,むかつき,胃痛,もたれ)によく効き,胃粘膜の修復を早めます。

錠まるまる飲むより体に被害が少なくてすむからな。で合わない薬は飲まない。 63 ..

症状としてはみぞおちからのどの周辺が焼けるように痛むことが挙げられます。アシノン錠(ニザチジン)は胃酸の分泌を抑制することで逆流する胃酸の量を減らし、上記の症状を和らげます。

効果・効能胸やけ、むかつき、胃痛、もたれ

17.1有効性及び安全性に関する試験
〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍〉
17.1.1一般臨床試験及び二重盲検比較試験
(1)1回150mg1日2回投与
胃潰瘍8週時及び十二指腸潰瘍6週時の自他覚症状改善率(中等度改善以上)は97.9%(764/780)、97.9%(565/577)であり、内視鏡判定による治癒率は82.0%(606/739)、87.8%(480/547)であった。内視鏡判定及び自他覚症状を総合的に勘案した全般改善率(中等度改善以上)はそれぞれ95.7%(774/809)、95.6%(566/592)であった。
副作用発現頻度は、1.4%(21/1,491)であった。主な副作用は、便秘0.6%(8/1,491)、下痢、口渇各0.1%(2/1,491)であった。
(2)1回300mg1日1回投与
胃潰瘍8週時及び十二指腸潰瘍6週時の自他覚症状改善率(中等度改善以上)は98.5%(132/134)、93.8%(120/128)であり、内視鏡判定による治癒率は81.1%(107/132)、79.7%(94/118)であった。内視鏡判定及び自他覚症状を総合的に勘案した全般改善率(中等度改善以上)はそれぞれ90.1%(128/142)、94.5%(121/128)であった。
副作用発現頻度は、3.1%(9/290)であった。主な副作用は、便秘1.0%(3/290)、下痢0.7%(2/290)であった。
〈逆流性食道炎〉
17.1.2一般臨床試験
8週時の自他覚症状改善率(中等度改善以上)は、93.5%(29/31)であり、内視鏡判定による治癒率は80.0%(24/30)であった。内視鏡判定及び自他覚症状を総合的に勘案した全般改善率(中等度改善以上)は96.7%(29/30)であった。
副作用発現頻度は、5.3%(2/38)であった。副作用の内訳は、胃部不快感、発疹、発熱各2.6%(1/38)であった。
〈急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期〉
17.1.3一般臨床試験及び二重盲検比較試験
2週時の自他覚症状改善率(中等度改善以上)は87.1%(182/209)であり、内視鏡判定による改善率(中等度改善以上)は80.1%(153/191)であった。内視鏡判定及び自他覚症状を総合的に勘案した全般改善率(改善以上)は83.8%(160/191)であった。
全般安全度解析対象症例236例において、副作用は認められなかった。

アシノン錠(ニザチジン)の効果および効能は次の通りです。

〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍〉
通常、成人はニザチジンとして1回150mgを1日2回(朝食後、就寝前)経口にて服用します。

PPIの不適切処方に薬剤師が介入、その効果は?/BMJ

18.1作用機序
胃粘膜壁細胞のヒスタミンH2受容体を選択的に遮断し、胃酸分泌抑制作用を示す。
18.2ヒトでの作用
18.2.1胃酸分泌抑制作用
(1)基礎分泌
健康成人に150mgを経口投与した結果、酸分泌量は投与2時間後において約93%抑制された。
(2)テトラガストリン刺激分泌
健康成人に75mg及び150mgを経口投与した結果、テトラガストリン(4μg/kg)筋注後2時間の酸分泌量はそれぞれ76.2%、92.2%抑制された。
(3)ベタゾール刺激分泌
健康成人に75mg及び150mgを経口投与した結果、ベタゾール(1.5mg/kg)筋注後2時間の酸分泌量はそれぞれ92.3%、98.9%抑制された。
(4)食餌刺激分泌
健康成人に75mg及び150mgを経口投与した結果、食餌刺激後2時間の酸分泌量はそれぞれ83.0%、89.3%抑制された。
(5)夜間分泌
健康成人に150mgを経口投与した結果、夜間8時間の酸分泌量は89.8%抑制された。
(6)24時間分泌
健康成人に1回300mgを1日1回(就寝前)又は1回150mgを1日2回(朝食後、就寝前)経口投与した結果、胃内のpHは上昇し、特に夜間において顕著であった。
18.2.2ペプシン分泌抑制作用
健康成人に150mg経口投与した結果、夜間8時間のペプシン分泌量は60.0%抑制された。
18.2.3胃排出促進作用
慢性胃炎患者に1回75mg、胃潰瘍患者に1回150mgを1日2回経口投与し、アセトアミノフェン法により胃排出能を検討した結果、胃排出能は有意に促進された。
18.2.4唾液分泌促進作用
健康成人に150mgを1回経口投与し、基礎唾液分泌量を測定した結果、唾液分泌量の有意な増加が認められた。
18.2.5抗アンドロゲン作用
健康成人に1回150mg1日2回9週間経口投与した結果、血清プロラクチン、LH、FSH、テストステロン及び成長ホルモン値は投与前後において有意な変動は認められなかった。また消化性潰瘍患者に1回150mg1日2回6~8週間経口投与した結果、血清プロラクチン値は投与前後において有意な変動は認められなかった。
18.3動物での作用
18.3.1H2受容体拮抗作用
ラット摘出子宮を用いたH2受容体拮抗作用は、シメチジンに比し10倍強力であった。
18.3.2胃酸分泌抑制作用
ウシガエル単離胃粘膜のヒスタミン刺激に対する胃酸分泌抑制作用はシメチジンに比し17.8倍強力であった。
またラット及びイヌのヒスタミン刺激に対する胃酸分泌抑制作用はシメチジンに比し5.2~10.0倍強力であった。
18.3.3実験潰瘍に対する作用
ラットの水浸拘束ストレス胃損傷、ヒスタミン胃損傷及びアスピリン胃損傷に対して経口投与した結果、シメチジンに比し1.6~20.0倍強力な抗潰瘍作用を示し、またメピリゾール十二指腸潰瘍に対してもシメチジンに比し、13.8倍強力な抗潰瘍作用を示した。
18.3.4胃粘膜プロスタグランジン含量に及ぼす影響
ラットに胃酸分泌抑制用量を5日間連続皮下投与した結果、胃粘膜プロスタグランジン量に対して影響は認められなかった。
18.3.5胃粘膜血流に及ぼす影響
イヌの基礎酸分泌状態において静脈内投与した結果、胃粘膜血流量に対して影響は認められなかった。
18.3.6急性胃粘膜病変に対する作用
ラットのタウロコール酸-ヒスタミン及びタウロコール酸-セロトニン胃粘膜損傷に対して経口投与した結果、シメチジンに比し9~10倍強力な胃粘膜損傷抑制作用を示した。

効果・効能胸やけ、むかつき、胃痛、もたれ

ゼリア新薬工業が自主回収するアシノン錠 75mgの対象ロット等(医薬品自主回収 191203)