薬剤名としては「スーグラ」「フォシーガ」「ルセフィ」「デベルザ ..
慢性腎臓病は、尿の異常が早期の兆候となり、症状が進行するまで気づかれにくいことが特徴です。
腎臓は血液から老廃物をろ過して尿を作る重要な役割を果たしています。
さらに腎臓は尿を作るだけでなく、血圧を調整するホルモンや赤血球を増やすホルモンを分泌したり、骨を健康に保つためのビタミンDを活性化するなど、重要な役割を担っています。
腎臓の機能が低下すると、血圧やミネラル(ナトリウムやカリウムやカルシウム)や貧血の管理が難しくなり、全身に影響を与えることになります。
腎臓の機能が悪化(慢性腎臓病(CKD)が悪化)するにつれ、ことが知られています。
健康診断や他のクリニックで腎機能障害が指摘された方は、 もご参照ください。
健康診断や他のクリニックで尿蛋白や尿潜血などの尿検査の異常が指摘された方は、 もご参照ください。
糖尿病治療の柱となるのが「食事療法」「運動療法」です。生活習慣の改善を図りながら、必要に応じて「薬物療法」を併用して、適正な血糖値を目指します。
適切な血糖コントロールは、高血糖による代謝異常を改善するだけでなく、命の危険に繋がる合併症や増悪(ぞうあく:より悪くなること)を防ぎます。
さらに、健康な方と同じような生活の質(QOL)を保つことや、寿命を全うすることも期待できます。
ただし、今のところ、糖尿病の特効薬はないため、根気よく自己管理を続ける努力が必要となります。当院では無理なく治療を続けていけるよう、患者さんとよく話し合いながら、治療を進めています。治療に関する不安や疑問がありましたら、お気軽にご相談ください。
SGLT2阻害薬は、日本では2014年から使われている比較的新しい薬です。
尿中に糖分(グルコース)が漏れる事により、血糖降下作用を発現します。
血糖の改善だけでなく、体重減少、血圧低下、糖尿病性腎症の保護作用、心血管疾患・心不全リスクの低減作用など、さまざまな多面的効果が報告されています。
副作用としては、性器感染・尿路感染が多く、女性では特に注意が必要です。
肥満を伴う糖尿病患者や心血管疾患・糖尿病性腎症をもつ糖尿病患者さんが良い適応です。
糖尿病の治療 | きむら内科小児科クリニック | 名古屋市緑区
SGLT2阻害薬は、血糖降下作用だけでなく、体重減少作用、心疾患リスク低減、腎保護作用などさまざまな利点をもつ薬です。
血糖降下作用は、尿糖が増える事により生じるため、インスリン作用を介しません。
そのため、SGLT2阻害薬は、1型糖尿病患者にも効果が望めます。
1型糖尿病の人に投与した場合のネックとなるのが、その臨床効果と副作用のバランスです。
臨床効果は、血糖降下作用の他に、基礎インスリンの減量を主とする総インスリン量の減少、体重減少が報告されています。
現時点では、1型糖尿病の糖尿病性腎症からの保護作用などの副次的効果は明らかになっていません。
副作用としては、低血糖とケトアシドーシスが懸念されており、一部のSGLT2阻害薬では、重症低血糖・ケトアシドーシスの増加により、開発が見送られています。
このSGLT2阻害薬について国内では、昨年4月にイプラグリフロジン(商品名スーグラ)、5月にトホグリフロジン(商品名デベルザ、アプルウェイ)、ダ パグリフロジン(商品名フォシーガ)、ルセオグリフロジン(商品名ルセフィ)、9月にカナグリフロジン(商品名カナグル)が発売されています。今回承認され たエンパグリフロジンは、国内6成分目のSGLT2阻害薬になります。
「臨床試験の例」
エンパグリフロジン(日本の商品名:ジャディアンス)25mgを、1型糖尿病の若年成人に8週間投与した際の結果では、HbA1cが平均0.3%低下し、一日総インスリン投与量は、基礎インスリン量が主として減少し、平均54.7単位から、平均45.8単位に減少しました。
体重減少も認め、平均72.6kgから平均70.0kgになっています。
副作用としては、意外な事に、症候性低血糖の増加を認めていません。
カナグリフロジン(日本の商品名 カナグル)100mg、または、300mgを、1型糖尿病の成人に、18週間投与した臨床試験が行われています。
カナグリフロジン100mgを投与した結果では、HbA1Cは平均0.3%低下し、体重は、平均―3.4%減少し、一日総インスリン投与量は、基礎インスリンが主に減少し、4.1単位(8.9%)減少しました。
副作用としては、低血糖の発生率は、すべてのグループでほぼ同等でしたが、カナグリフロジン300mgの投与群では、重度の低血糖が報告されています。また、カナグリフロジン投与群では、糖尿病性ケトアシドーシスが報告されました。
この結果、1型糖尿病へのカナグリフロジンの効果はこれ以上、探求はされていません。
ダパグリフロジン(日本の商品名:フォシーガ)5mg、または、10mgを、1型糖尿病の成人に、24週間、もしくは、28週間投与した臨床試験の結果では、ダパグリフロジン5mgを投与した群では、HbA1cが平均0.42%低下し、一日総インスリン投与量は、平均8.8%減少し、平均2.96%の体重減少も認めました。
副作用としては、症候性低血糖の増加を認めませんでした。
【所在地】
〒468-0009
愛知県名古屋市天白区
元植田2丁目1007
愛知県北名古屋市にあるあだちこどもクリニックです。 当院受診歴がある再診の方 ..
文責・名古屋市名東区 糖尿病内科 アスクレピオス診療院 糖尿病専門医 服部 泰輔 先生
2014年1月~2019年12月に当院もしくは名古屋市立大学病院腎臓内科 ..
2型糖尿病治療薬エンパグリフロジン(商品名ジャディアンス錠10mg、同錠25mg)の製造販売が承認されました。1日1回10mgを朝食前または朝食後に経口投与する。効果不十分な場合には1日1回25mgに増量することができます。 今回承認されたエンパグリフロジンは、選択的SGLT2(Sodium-Glucose Co-Transporter 2;ナトリウム・グルコース共役輸送体2)阻害薬です。選択的SGLT2阻害薬は、SGLT2による腎臓近位尿細管でのブドウ糖再取り込みを選択的に阻害することで、糖を尿中に排泄し最終的に血糖を下げる作用を有します。 このSGLT2阻害薬について国内では、昨年4月にイプラグリフロジン(商品名スーグラ)、5月にトホグリフロジン(商品名デベルザ、アプルウェイ)、ダ パグリフロジン(商品名フォシーガ)、ルセオグリフロジン(商品名ルセフィ)、9月にカナグリフロジン(商品名カナグル)が発売されています。今回承認され たエンパグリフロジンは、国内6成分目のSGLT2阻害薬になります。 国内臨床試験では、副作用(臨床検査値異常を含む)が15.1%に認められている。主な副作用は頻尿(3.8%)、低血糖(2.3%)、口渇(1.6%)、便秘(1.4%)などであった。重大な副作用としては、低血糖、脱水、腎盂腎炎が挙げられています。 引用:日経メディカル 最新DIピックアップ 【新薬】エンパグリフロジン
SGLT2阻害薬(ダパグリフロジン、商品名;フォシーガ®︎)を使用すると、BMIが高いほどメリットが上昇するか? ..
〒465-0086
愛知県名古屋市名東区代万町3丁目11番1
星ヶ丘ドクターズビル2階
おがたファミリークリニックは、名古屋市守山区にて内科・循環器内科・糖尿病内科・小児科の診察の他、病児保育室も行っております。
糖尿病と診断されると、不安や戸惑いを感じる方が多いのではないでしょうか。実際に糖尿病は、透析治療が必要になる主な原因の一つです。ただし、適切な治療と生活習慣の改善を始めることで、透析を予防することができます。今からの小さな努力が、未来の大きな変化につながります。
長久手クリニックでは、日本腎臓学会認定腎臓専門医として腎臓病予防を軸に糖尿病治療を行っています。
その根本的な目的は「血管を守ること」にあります。
2020年9月30日 東海地方フォシーガWEBシンポジウム 名古屋より愛知・岐阜 ..
そのため、カナグル、フォシーガ、ジャディアンスを中心に説明します。
名古屋大学、田辺三菱製薬との共同研究により、2型糖尿病の治療薬として ..
SGLT2阻害薬は、糖尿病治療において腎臓の保護にも効果が期待できる重要な薬です。
主な効果
・腎機能の保護と腎症の進行抑制
・体重減少と血圧低下による腎臓や心臓への負担軽減
・心血管疾患リスクの低減
使用時の注意
・ 脱水に注意:水分補給を普段より500mLほど多めに行いましょう。
・尿路感染症・性器感染症のリスク:症状が現れた場合は早めに受診してください。
・正常血糖ケトアシドーシス:全身のだるさや吐き気などがあれば医師に相談してください。
瀬尾 由広(名古屋市立大学大学院 循環器内科学); 演者: 小保方 優(群馬大学医学部 ..
医学的なことを言う際、本来ならエビデンス(証拠)が必要なのですが、メディカルダイエットについては自費診療だったりでエビデンスの取りようがなく、あなた個人の考えですよね?みたいな言質もありますがご了承ください。
名古屋第一赤十字病院 細胞診分子病理診断部 細胞診分子病理 検査課長 郡司 昌治 ..
SGLT2阻害薬には、体重減少作用があることが報告されています。
(プラセボ群では平均 68.6kgから、0.8kg(約1%)の体重減少を認めました。)
縦軸:HbA1c変化(%)
ジャディアンス 左 10mg 右 25mg
BMI:左:やせ 中:普通 右:肥満
体重が減少した際に気になるのは、体重が減ったのは、筋肉が減ったのか、脂肪が減ったのかです。
ルセフィ(ルセオグリフロジン)を、日本人2型糖尿病患者さんに、52週間にわたり投与して、体重推移や脂肪量などの変化を検討した研究の結果は次のようになりました。
体重は 平均78.6kgから、3.1kg減少しました。
次の図は、体脂肪量と除脂肪体重の時間経過をみたものです。
除脂肪体重は、有意差はありませんが、若干減る傾向が認められます。
体脂肪量は、時間が経つにつれて減少していき、52週後には、約2.5kg減少しています。
体重減少の機序としては、尿中に糖分が漏れて、カロリーのロスが生じることが一因と考えられます。
しかし、尿糖の排泄量が少ない腎機能が悪い人でも、同程度に体重が減る事から、尿糖の排泄量の増加以外の機序もありそうです。
名古屋徳洲会総合病院は愛知県春日井市高蔵寺町にある総合病院です。年 ..
-αグルコシダーゼ阻害薬(α-GI)
セイブル®、ベイスン®、グルコバイ®など
※1型糖尿病の方でも使用可能な薬ですが、食直前の服用が重要です。下痢、便秘、放屁、腹部膨満などの腹部症状がみられることがあります。
-SGLT2阻害薬
フォシーガ®、ジャディアンス®、スーグラ®、ルセフィ®、デベルザ®、カナグル®など
※比較的新しい薬で、尿に糖を強制的に排出させます。血圧や脂質代謝、心血管疾患に良い影響を与えるとする研究報告 *5 がされています。
ただし、高齢者、腎臓機能の低下がある方、利尿剤を使用している方は、脱水や血栓・塞栓症などに注意が必要です。
*5 (参考)糖尿病診療ガイドライン2019 P.78
【2024年最新】名古屋市の医療ダイエットおすすめクリニック10選
文責・名古屋市名東区 糖尿病内科 アスクレピオス診療院 糖尿病専門医 服部 泰輔 先生
名古屋市内の保険薬局で薬剤師をしている瀧藤重道氏は、感染症に特化した ..
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