お薬の服用による健康診断の検査への影響はありますか? GLP-1(GLP-1内服薬 ..
リベルサスは3mg、7mg、14mgの3種類がありますが、すべて1錠あたり300mgのSNACが含まれています。リベルサス1錠(SNAC300mg)に対して、水120cc以下が推奨されています。SNACは多すぎても少なすぎても効果に影響を及ぼす可能性があるのです。
ただリベルサスの服用自体の私の考え方に違いはありません。
糖尿病以外の方に敢えて私がお勧めする場合としては、高度の肥満による身体/日常生活の影響が強い場合(例:歩行ができない、睡眠時の無呼吸、支える膝が悲鳴をあげている、高血圧などの生活習慣病の合併)があります。
分かりづらい表現で失礼しました、誤解のないように補足させてください。
「薬を服用している=甲状腺機能が正常ではない」ではありません。
甲状腺ホルモン値(血液検査項目でいうTSH/FT4など)が正常範囲であることを、”甲状腺機能が正常に回復”と表現しています。
バセドウ病の治療はメルカゾール3錠からスタートし甲状腺機能が正常に回復してきたら減量していきますので、1錠の服用が続いているのであれば甲状腺機能が正常になっていると推察します。
医師は健康状態をモニタリングし、必要に応じて血液検査などの追加の検査を行います。
以上のような副作用・危険性があるため、リベルサスを使用したメディカルダイエットは、治療実績のある内科医の指導のもと実施することをお勧めします。
また、リベルサスは、膵臓に働きかける薬であるため、膵臓に過度な負担がかかると、持続的な激しい腹痛や背部痛を伴う急性膵炎が起こることもあります。もちろん、これらの症状が起こることは非常に稀であり(UnMed Clinicでは1例も経験がありません)、過度な心配は不要ですが、もし何らかの症状が現れた場合は、安全性を配慮しリベルサスの服用を中止して当院にご相談ください。
その他、リベルサスには低血糖や急性膵炎などの重大な副作用が生じる危険性もあります。
リベルサスは、基本的には数ある糖尿病治療薬の中では低血糖が起こりにくいとされていますが、過度なダイエットで極端な食事制限をしてしまうと、脱力感、倦怠感、集中力の低下、動悸、ふるえ、めまい、意識消失などの低血糖症状が出る恐れもあります。その場合は、直ぐに糖分を摂取して、早めに医療機関を受診して適切な処置を受けましょう。
単一遺伝子による糖尿病の中で最も多い疾患はミトコンドリア糖尿病になります。ミトコンドリア糖尿病は見逃されていることが多いとされ、日本の糖尿病患者さんの約1%と言われています。この疾患は、多くの場合が母親由来のミトコンドリアが原因であることから、母から遺伝します。症状としては、大部分の患者さん(約90%)で難聴を伴うことが特徴で、また心刺激伝導障害、心筋症、脳筋症などの合併を認めることも多いとされています。
治療については、インスリン分泌が低下していることが多く、ほとんどの方がインスリン治療を余儀なくされます。
それ以外の遺伝子異常で起こる糖尿病としては若年発症成人型糖尿病(MODY)があります。この疾患は、常染色体優性遺伝であり、原因遺伝子は現在13種類報告されています。日本では、25歳未満での糖尿病患者さんの約11.5%がこの疾患であると報告されております。MODY1もしくはMODY 3の場合はスルホニル尿素薬(SU薬)に対する反応が良いことから、1型糖尿病ではない25歳未満の肥満ではない糖尿病患者さんは、MODYを疑って遺伝子診断を行うと良いでしょう。
自覚がなくても、血液検査でわかる副作用もあります。定期的に医療機関を ..
胃の中に食べ物や飲み物が残っている状態だと、胃の中でリベルサスの有効成分であるセマグルチドが吸収されず、効果が発揮されない可能性があります。
服用時の水の量がリベルサスの吸収に影響するためと言われています。
医療者の考えとして「治療による有用性」と「その薬の副作用」を天秤にかけて前者が上回ると判断した場合にその治療選択を患者さんにおすすめします。
糖尿病患者さんであれば「治療の有用性」が大きいのですが、糖尿病ではない方となるとそれが小さくなるため、どうしても慎重にならざるを得ません。
もしリベルサスの服用を行うのであれば副作用の確認ができる医療機関での治療をお勧めします。
糖尿病薬にはいろいろな種類があり、今回紹介するGLP1作動薬「リベルサス」は体重減少効果が高く 人気となっています。 ..
ただし、HbA1cの値には大きく分けて2つの弱点があります。まず1つ目は、HbA1cが過去2ヶ月程度の血糖状態を反映するものであり、直近の状態を捉えられないことです。そのため、血糖値が低いのにHbA1c値が高くなることや、逆に血糖値が高いのにHbA1c値が低いこともしばしばあります。このような状況では、治療方針が決定しづらくなります。
2つ目は、HbA1cの値は過去の平均血糖値をよく示す一方で、食後の高血糖などの血糖変動はHbA1cの値に十分に反映されない傾向にあることです。そのため、HbA1cの値のみを判断材料にして治療方針を決定することは、血糖管理の質にばらつきを生じさせます。
こうした弱点を補う方法として、過去2週間程度の血糖状態を示すGA(グリコアルブミン)を測定することが比較的有効です。ただし、保険診療では通常、HbA1cとGAの両方を同時に測定することができません。しかしながら、インスリン治療を受けている方では、保険適応となるフリースタイルリブレを活用することで、より質の高い血糖管理が可能となります。
リベルサス開始まで3か月以上の経過観察期間をみても血糖コントロールが
糖尿病治療薬ですので(頻度は少ないものの)低血糖の危険性があります。
また先日リベルサスを含めたGLP-1受動態作動薬による胆道系疾患が重大な副作用に含まれました。(リンク先は以下の通りです。)
改善しない場合にこの処方を追加します。 投与開始後は、1~2ヵ月を基本とし
次に、食事のタイミング・回数についてです。食事を同じ量食べる場合、血糖値が低い時と高い時で、どちらの方の吸収率が高いか分かると思います。当然、低血糖の時の方がエネルギーの必要性が高まっているため、体内へ取り込まれるエネルギー吸収率は高まります。次に、タイミングですが、やはり寝る直前のエネルギー摂取は問題です。寝る直前に食べた未消化の食事が胃腸に残り、寝ている間に小腸から栄養が吸収され、使われることなく貯蔵庫である肝臓に蓄えられて脂肪肝の源となります。よって、リベルサスの効果を高めるために、1回の食事量を抑える代わりに、3食+夕方の間食など、食事摂取の頻度を3回以上にして頂き、晩御飯の後、入眠までに約3時間程度は時間を空けることも大切だと考えています。
的検査、血液学的検査、血液生化学的検査、尿検査、TK、抗体産生、臓器 ..
ただダイエット目的での安易なリベルサスの服用自体は、私自身はお勧めはしていません。
「GLP-1ダイエット」と評して美容系クリニックを中心にリベルサスによる減量治療が昨今すすめられておりますが、その風潮を糖尿病専門医としてはやや危惧しています。
投稿でも紹介した通り減量効果は間違いないお薬ではありますが、糖尿病でない方への使用については安全性への懸念がある為です。
血液中の油の数値なのにアルコールや糖分が影響するのは不思議な感じがする ..
現在はオンラインクリニックなどでもリベルサスの処方が行われ、ダイエット目的の方も入手できるようになりました。
医師が処方する「リベルサス®」というお薬を用いて行うダイエットのことです。 ..
多くの患者様は、痛風の症状に耐えられないあまり来院されるようになりますが、痛風発作の痛みが出る前に血液検査で尿酸値を測定することで予防することが大切です。血清尿酸血が年齢や性別を問わず、7.0mg/dLを超える場合には注意が必要で、8.0mg/dLを超えるようなら尿酸値を下げる治療が望ましいと考えられます。
リベルサスは、湿気と光の影響を受けやすい特徴があるため、服用の直前に錠剤を ..
血液中にある尿酸が多くなっている状態を高尿酸血症と言います。
尿酸は血液中では、水分に溶けにくい性質であることから尿酸塩として存在し、多くなり過ぎると針状の結晶となって関節付近に留まるようになります。なかでも足の親指の付け根付近に降りるようになると激しい痛みを伴う炎症発作が起きるようになります。これが「痛風」です。
また尿酸は痛風の原因だけでなく、尿路結石、腎障害、脳血管障害、心疾患にも影響することが知られています。
経口ダイエット薬リベルサス 3mg, 1ヶ月分 ¥25,000(税込)
食事や運動と併せて、必要であればコレステロールや中性脂肪を改善する薬物療法が行われます。現在は効果的に数値が改善し副作用の少ない内服薬が開発されてきています。もちろん薬は飲まないに越したことはありませんが、将来の脳卒中や心筋梗塞を予防するために必要と判断された際には医師とよく相談しながら上手に活用して頂ければと思います。「副作用はありませんか?」「飲み合わせは大丈夫ですか?」「一生飲み続けなければなりませんか?」などのご質問をいただくことがよくあります。重大な副作用はとても少ないですが、当院では全ての内服患者さんに副作用チェックをします。おもに問診、診察、血液検査などです。お薬を開始して気になる症状がありましたら、次の診察日を待たずにご相談いただければと思います。また飲み合わせに関しても十分に留意しています。もし他院で処方されているお薬がありましたら「お薬手帳」や紹介状をご持参ください。またいったん内服が必要となっても、すべての方が一生飲み続けなければいけないわけではありません。継続が必要な場合もありますが、病状や数値を見ながらお薬は減らしたり中止したりすることが可能です。
繰り返しますが、お薬は飲まないに越したことはありませんし、飲むとしても数は少ないことが望ましいです。しかし将来的に脳・心臓・大動脈・腎臓の病気になりうるリスクを抱えるよりは予防できるところは予防して頂いた方が良いですので、医師と相談しながら上手に活用いただければと思います。
[PDF] リベルサス錠に関する費用対効果評価 [第 1.0 版]
妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めて発見または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常と定義されています。妊娠中の方で、妊娠24週頃に行う50 gブドウ糖負荷試験で1時間値が140 mg/dLを超える場合や、定期的な血液検査で高血糖が確認された場合に、75 gブドウ糖負荷試験が実施されます。この試験において、空腹時血糖92 mg/dL以上、1時間値180 mg/dL以上、2時間値153mg/dL以上のいずれか1点以上を満たした場合、妊娠糖尿病と診断されます。妊娠糖尿病は、妊娠中の病気の中でも特に高い発症率を持ち、妊娠している方の7~9%がこの診断を受けています。
妊娠中の高血糖は、母体だけでなく胎児にも多くのリスクをもたらすため、妊娠糖尿病と診断された場合は、迅速に適切な血糖コントロールが必要です。具体的な目標としては、食前の血糖値が95 mg/dL未満であり、かつ食後2時間の血糖値が120 mg/dL未満となるよう努めることです。
治療については食事療法が基本になり、血糖値をコントロールするために、食事を1日6回に分けて摂取するよう心がけます。1日の摂取カロリーは、30×理想体重 (=22×[身長m]2) に付加量を加えたものとなります。付加量については、妊娠初期(16週未満)が50 kcal、妊娠中期(16~28週未満)が250 kcal、妊娠後期(28週以降)が450 kcalとなりますが、妊娠前のBMIが25以上の肥満がある場合には付加量は適用されません。食事療法を行ったにもかかわらず、目標とする血糖値が達成されない場合は、出産まで一時的にインスリンを使用して血糖管理を行います。
出産後は通常の食事に戻すことができますが、妊娠糖尿病の方は将来的に糖尿病になるリスクが、妊娠糖尿病のない方と比較して約7.4倍高くなることが示されています。そのため、出産後も定期的な健康診断を受け、ご自身の血糖状態を見守っていくことが重要です。なお、より詳しい説明についてはをご覧ください。