関節リウマチは気管支拡張症リスクを高めるが、その逆は認められない


NSAIDsはいわゆる「痛み止め」として良く処方されるロキソニンなどの鎮痛薬のことです。
炎症による痛みを出してしまうプロスタグランジンという物質の産生を抑えることで炎症を鎮め、鎮痛効果を発揮します。したがって炎症の無い痛みにはあまり効きません


ロゼレムは、非ベンゾジアゼピンの睡眠薬で、脳内のメラトニン(睡眠リズムを調整している松果体ホルモン)の受容体に作用することで睡眠を促す睡眠薬です。直接的に睡眠を導入する働きは強くなく、数週間かけて眠りの状態を調整していきます。

ベルソムラとは、非ベンゾジアゼピンの睡眠薬でオレキシン受容体を阻害することで眠気を催す薬です。うとうとするような自然な眠気を起こし、血中半減期が10時間であることから比較的長く効果が持続する睡眠薬です。悪夢や翌日まで眠気が残るといった副作用があります。2014年発売の薬です。

まず、ロキソニンの主な副作用は以下のような消化器系の副作用です。

ロキソニンを飲み続けると効果が薄くなるといいますが、それは炎症が落ち着いたからです。
また、ロキソニンなどNSAIDsは胃が荒れるといいます。NSAIDsで産出を抑えられるプロスタグランジンは胃の粘膜の保護作用を担っている物質でもあります。これの産出が抑えられるために、ロキソニンを飲むと胃が荒れやすくなります。逆に言うとロキソニン以外の痛み止めでは「胃が痛くなる」ことはあまりありません。

デエビゴは、不眠症治療薬の一種で、オレキシン受容体拮抗薬として作用し、脳内の覚醒を維持するオレキシンという神経伝達物質の働きを抑えることで、自然な眠りを誘導します。
睡眠開始困難や睡眠維持困難を改善する効果があり、従来の睡眠薬に比べて、翌朝の眠気や依存性が少ないとされています。

ルネスタとは、アモバンという薬の改良薬で、非ベンゾジアゼピンの睡眠薬です。効果はマイスリーよりは穏やかですが、マイスリーと同様に離脱症状があるとされています。また、内服後翌日まで残るような苦みがあることが特徴です。

マイスリーとは、非ベンゾジアゼピンの睡眠薬で、睡眠作用以外の効果がほとんどないことから、一気に広まりました。しかし、効果は短期集中的で2時間程度で効果が切れる(血中半減期が2時間)ため、離脱症状として、「反跳性不眠」(突然服用を中止すると服用前より不眠症状が強くなる)が現れやすいとされています。


セレコキシブ錠は体内において痛みや発熱など炎症を引き起こす原因であるプロスタグランジンが生成されるのを防ぐことにより効果を発揮します。

ベンゾジアゼピンとは、睡眠作用や抗不安作用、筋弛緩作用をもつ物質で、それぞれのどの作用を強調するかによってさまざまな薬が開発されています。ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は現在、旧来の睡眠薬に置き換わりスタンダードな睡眠薬となっています。ベンゾジアゼピン以前の睡眠薬は、多量に服用すると死に至るような危険なものでしたが、ベンゾジアゼピンが現れたことで、睡眠薬は多量に内服したとしても死に至るようなことはなく、極めて安全と言えるものになりました。しかし、ベンゾジアゼピンには依存性があり、ある程度内服すると神経が慣れてしまい、耐性がついたり、意識障害やふらつきのような副作用が現れることが近年問題になっています。すでに海外では、ベンゾジアゼピンの規制が厳しくなっており、今後日本でも処方制限が厳しくなることが予想されます。そのため近年では、ベンゾジアゼピンに置き換わる新たな睡眠系の薬が発売されるようになりました。

2 選択的阻害薬 セレコキシブ(セレコックス 錠)の薬理学的特性お

ラスミジタンとは、ジタン系の薬で、トリプタンの次世代型であると期待されています。ラスミジタンの使用方法はトリプタンと似ていますが、頭痛発症後1時間が経過してから内服しても頭痛が改善されることが報告されており、トリプタンよりも服用が簡単であると考えられています。また、ラスミジタンは血管収縮作用がないため、脳血管障害がある方や片麻痺性片頭痛の方にも使用することができます。日本では、2022年1月20日に片頭痛治療薬「レイボー錠50mg/レイボー錠100mg(ラスミジタンコハク酸塩)」の国内製造販売が承認され、2022年4月20日に薬価が定められました(標準量100mg錠:1錠あたり570.9円=保険3割負担で171円)。但し、初回内服の際は、ねむけ・ふらつきがでても大丈夫な眠前や休日にしたほうがよいでしょう。短期間で使い続けることで副作用が低減されていることも示されています。

喘息の人って、解熱剤、鎮痛剤のんでも大丈夫?? | 医師ブログ

成分
1錠中 セレコキシブとして200mg

歯科効果効能
手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛

セレコックス錠100mg(ヴィアトリス製薬株式会社)| 処方薬

17.1有効性及び安全性に関する試験
17.1.1有効性の主要な成績(国内臨床試験)
国内で関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎、手術後、外傷後及び抜歯後患者を対象に実施された臨床試験における有効性の主要な成績は次のとおりであった。
関節リウマチ、変形性関節症
--------------------------表開始--------------------------
疾患名関節リウマチ変形性関節症
試験名後期第II相試験第III相試験後期第II相試験第III相試験
薬剤用法・用量プラセボセレコキシブ100mg1日2回セレコキシブ200mg1日2回セレコキシブ200mg1日2回プラセボセレコキシブ100mg1日2回プラセボセレコキシブ100mg1日2回
投与期間4週12週4週4週
有効性解析症例数a)7472793189084151295
患者の疼痛評価(VAS)平均変化量(mm)3.4±17.39-7.4±20.09-11.4±19.01-9.4±21.15-19.8±21.23-26.4±24.77-21.6f)-30.6f)
患者の疾患活動性全般評価(VAS)b)平均変化量(mm)2.5±19.82-7.5±17.03-9.3±18.07-9.3±20.26-20.2±20.69-25.1±24.07-20.0f)-27.3f)
医師の疾患活動性全般評価(VAS)c)平均変化量(mm)-2.3±14.60-8.8±15.81-11.9±16.17-9.6±19.85-18.6±19.32-24.9±21.66-22.2f)-30.2f)
ACR(変法)による改善率d)5/67(7.5%)12/72(16.7%)19/79(24.1%)68/318(21.4%)////
最終全般改善度判定による改善率e)17/73(23.3%)23/72(31.9%)25/79(31.6%)84/318(26.4%)45/90(50.0%)57/84(67.9%)74/151(49.0%)200/286(69.9%)
a)PPS(PerProtocolSet):治験実施計画書に適合した対象集団
b)変形性関節症では、患者の全般評価
c)変形性関節症では、医師の全般評価
d)ACR改善基準(変法)による改善率(次の1)及び2)を満たす場合「改善」とする。1)疼痛関節数及び腫脹関節数がいずれも20%以上改善、2)患者の疼痛評価(VisualAnalogueScale:VAS)、患者の疾患活動性全般評価(VAS)、医師の疾患活動性全般評価(VAS)、患者の身体機能評価(mHAQ)の4項目のうち3項目以上において20%以上改善)
e)全般改善度判定の最終評価時における改善率又は最終全般改善度判定における改善率(「中等度改善」以上の割合)
f)共分散分析による調整済み平均値であるため、標準偏差については記載せず
--------------------------表終了--------------------------
腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎
--------------------------表開始--------------------------
疾患名腰痛症肩関節周囲炎頸肩腕症候群腱・腱鞘炎
試験名第III相試験一般臨床試験
薬剤用法・用量セレコキシブ100mg1日2回セレコキシブ100mg1日2回
投与期間4週4週4週2週
有効性解析症例数g)414748079
患者の疼痛評価(VAS)平均変化量(mm)-29.4f)-33.2±20.57-34.3±21.28-31.5±19.80
患者の全般評価(VAS)平均変化量(mm)-25.0f)-32.4±23.56-36.0±21.77-28.1±20.41
医師の全般評価(VAS)平均変化量(mm)-27.1f)-39.9±22.72-37.3±17.38-33.5±19.75
患者の改善度評価改善率h)/36/74(48.6%)43/80(53.8%)41/79(51.9%)
RDQi)平均変化量(スコア)-3.6f)///
最終全般改善度判定による改善率e)261/401(65.1%)48/74(64.9%)56/80(70.0%)53/79(67.1%)
e)全般改善度判定の最終評価時における改善率又は最終全般改善度判定における改善率(「中等度改善」以上の割合)
f)共分散分析による調整済み平均値であるため、標準偏差については記載せず
g)FAS(FullAnalysisSet):薬剤を1回以上服用し、投与後に有効性評価項目が評価されている対象集団
h)患者の改善度評価が「良くなった」以上の割合
i)RDQ(Roland‐MorrisDisabilityQuestionnaire):生活行動の障害に関する24項目の質問
--------------------------表終了--------------------------
手術後、外傷後並びに抜歯後患者
--------------------------表開始--------------------------
疾患名手術後疼痛外傷後疼痛抜歯後疼痛抜歯後疼痛
試験名第III相試験一般臨床試験第II相試験単回投与第II相試験追加投与f)
薬剤用法・用量プラセボセレコキシブd)セレコキシブe)プラセボセレコキシブプラセボセレコキシブ200mg
25mg単回50mg単回100mg単回200mg単回400mg単回
投与期間2日8日1日(単回)1日(2回)
有効性解析症例数a)124248805358545453585864
患者の印象による有効率b)79/124(63.7%)189/248(76.2%)70/80(87.5%)13/53(24.5%)28/58(48.3%)27/54(50.0%)39/54(72.2%)39/53(73.6%)47/58(81.0%)15/58(25.9%)41/64(64.1%)
疼痛強度差(VAS)(mm)c)34.82±29.31845.51±24.78152.6±15.2//////12.3±19.533.4±24.2
a)FAS(FullAnalysisSet)又はITT(IntentionToTreat):薬剤を1回以上服用し、投与後に有効性評価項目が評価されている対象集団
b)患者の印象による有効率(「効いた」又は「よく効いた」と評価した患者の割合)
c)疼痛強度差(VAS)(患者による評価、ベースライン時-最終評価時)
d)初回セレコキシブ400mg投与後、同日にセレコキシブ200mgを投与し、翌日はセレコキシブ200mgを1日2回投与した
e)初回セレコキシブ400mg投与後、同日にセレコキシブ200mgを投与し、翌日以降はセレコキシブ200mgを1日2回投与した
f)セレコキシブ400mg投与後に、更に鎮痛薬を必要とした患者を対象に追加投与を行い、追加投与の有効性を評価した
--------------------------表終了--------------------------
17.1.2消化管に対する影響(国内臨床試験)
関節リウマチ患者(投与期間:12週間)、変形性関節症患者(投与期間:4週間)を対象とする実薬対照試験2試験の被験者データを集計した結果、消化管障害(症状)全体での副作用発現率はセレコキシブ100~200mg1日2回投与で11.3%(86/759)、対照薬(COX‐2に対して選択性の低い非ステロイド性消炎・鎮痛剤)で11.7%(90/769)であった。腰痛症患者(投与期間:4週間)を対象とする実薬対照試験2試験の被験者データを集計した結果では、消化管障害(症状)全体での副作用発現率はセレコキシブ100~200mg1日2回投与で17.2%(144/835)、対照薬(COX‐2に対して選択性の低い非ステロイド性消炎・鎮痛剤)で19.3%(160/831)であった。手術後患者(投与期間:2日間)を対象とする実薬対照試験の被験者データを集計した結果では、消化管障害(症状)全体での副作用発現率はセレコキシブ※で0.4%(1/248)、対照薬(非ステロイド性消炎・鎮痛剤)で1.6%(4/244)であった。[8.4参照]
※用量:初回セレコキシブ400mg投与後、同日にセレコキシブ200mgを投与し、翌日はセレコキシブ200mgを1日2回投与した。
17.1.3心血管系に対する影響(国内臨床試験)
国内で実施した関節リウマチ患者(投与期間:12週間)、変形性関節症患者(投与期間:4週間)を対象とする実薬対照試験2試験の被験者データを集計した結果、重篤な心血管事象の発現率は、セレコキシブ100~200mg1日2回投与で0%(0/759)、対照薬(COX‐2に対して選択性の低い非ステロイド性消炎・鎮痛剤)で0.3%(2/769)であった。また、関節リウマチ患者(投与期間:4週間)及び変形性関節症患者(投与期間:4週間)を対象とするプラセボ対照二重盲検比較試験3試験における重篤な心血管事象の発現率はセレコキシブ100~200mg1日2回投与で0%(0/675)、プラセボで0.2%(1/412)であった。なお、2007年の承認時までに実施された最長1年までの投与期間で安全性を評価した国内全臨床試験12試験(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群及び腱・腱鞘炎患者を対象とした臨床試験)の被験者データにおける重篤な心血管事象の発現率は、セレコキシブ25~400mg1日2回投与注)で0.1%(2/2,398)であり、このうち、セレコキシブ100~200mg1日2回投与では0.1%(2/1,992)であった。さらに、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群(いずれも投与期間:4週間)及び腱・腱鞘炎患者(投与期間:2週間)を対象とした試験8試験の被験者データの集計では、重篤な心血管事象の発現率はセレコキシブ100~200mg1日2回投与で0%(0/1,304)、プラセボで0.2%(1/411)、対照薬(COX‐2に対して選択性の低い非ステロイド性消炎・鎮痛剤)で0.1%(1/831)であった。手術後(投与期間:2日間)、外傷後(投与期間:8日間)、抜歯後(投与期間:1回又は2回)の患者を対象とした試験4試験では、重篤な心血管事象の発現はセレコキシブ、プラセボ及び対照薬(非ステロイド性消炎・鎮痛剤)のいずれの投与後にも認められなかった。
17.2製造販売後調査等
17.2.1国内製造販売後臨床試験(健康成人の上部消化管粘膜に及ぼす影響の検討)
健康成人(投与期間:2週間)を対象とする実薬対照試験の結果、胃・十二指腸の潰瘍発現率(内視鏡所見※)はセレコキシブ100mg1日2回投与で1.4%(1/74)、対照薬(COX‐2に対して選択性の低い非ステロイド性消炎・鎮痛剤)で27.6%(21/76)、プラセボで2.7%(1/37)であった。
セレコキシブ群の胃・十二指腸の潰瘍以外で2例以上の副作用の発現率は、びらん性胃炎10.5%(8/76)、腹部不快感2.6%(2/76)、上腹部痛2.6%(2/76)、胃炎2.6%(2/76)、口内炎2.6%(2/76)であった。
※内視鏡データモニタリング委員会による判定
17.3その他
17.3.1長期予防投与試験(プラセボ比較大腸ポリープ再発予防試験)
外国において、セレコキシブの大腸ポリープ再発予防注)(本剤の効能又は効果ではない)の検討を目的とする2試験が実施され、このうちAPC試験(散発性大腸腺腫再発予防試験)では、3年間の治療期間中にプラセボと比較し、セレコキシブ投与での複合評価項目(心血管事象による死亡、心筋梗塞又は脳卒中)の発現率に用量相関的な増加が認められた。複合評価項目のプラセボに対するセレコキシブの相対リスクは400mg1日2回投与で3.4(95%CI:1.4-8.5)、200mg1日2回投与で2.8(95%CI:1.1-7.2)であった。3年間の複合評価項目の累積発現率では、プラセボでは0.9%(6/679)、セレコキシブ400mg1日2回投与で3.0%(20/671)、200mg1日2回投与で2.5%(17/685)であった。一方、PreSAP試験(大腸腺腫性ポリープ再発予防試験)では、複合評価項目についてプラセボと比較した相対リスクは400mg1日1回投与で1.2(95%CI:0.6-2.4)で有意なリスクの増大は認められなかった。3年間の複合評価項目の累積発現率では、プラセボでは1.9%(12/628)、セレコキシブ400mg1日1回投与で2.3%(21/933)であった(外国人データ)。[1.参照]
注)本剤の承認された用法及び用量は関節リウマチ:100~200mgを1日2回、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎:100mgを1日2回、手術後、外傷後、抜歯後の消炎・鎮痛:初回のみ400mg、2回目以降は1回200mgとして1日2回経口投与する。なお、投与間隔は6時間以上あけること。頓用の場合は、初回のみ400mg、必要に応じて以降は200mgを6時間以上あけて経口投与する。ただし、1日2回までとする。

医療用医薬品 : セレコックス (セレコックス錠100mg 他)

ナラトリプタンとは、ゆっくりと穏やかに効き、持続時間が長いトリプタンです、月経時の片頭痛をターゲットに、NSAIDsと併用する服用方法があります。1回1錠となります。

[PDF] 14. アスピリン喘息患者への解熱鎮痛消炎薬の投与

ゾルミトリプタンとは、効果が現れるまで少し時間がかかるが、効果が長く持続するトリプタンです。水なしで服用可能です。1回1~2錠となります。