ドル円予想「ドル堅調。」FXチャート分析 2024/12/26


クリスマス休暇明けとはいえ、まだ英国や旧英国系の国々では休暇中のなか、ドル円はNYで158円台に乗せ158円09銭と、7月17日以来およそ5カ月ぶりの円安水準を付けました。米国の利下げペースが鈍化する一方、日銀が来年1月の会合でも追加利上げを見送るとの観測が根強いことが背景です。


今週25日(水)に行われた植田総裁の講演では、先の決定会合の会見では予想外の「ハト派」発言でドル円が大きく上昇したこともあり、どの程度「調整」があるのか注目していましたが、結局内容的には変化ありませんでした。総裁は、「経済・物価情勢の改善が続いていけば、それに応じて、政策金利を上げ、金融緩和の度合いを調整していく」と述べ、具体的なタイミングについては、「今後の経済・物価・金融情勢次第だ」と明言は避けました。さらに総裁は「特に、米国の次期政権の経済政策を巡る不確実性は大きい」と、説明しています。筆者は、トランプ政権が始動し政策が実施されれば、米金利の上昇圧力が増し、それに呼応するかのように円が売られる展開を予想しています。そうなると、為替面から日本の物価にも上昇圧力がかかり、大幅な円安を避けるという意味合いからも、1月会合での追加利上げが実施されるのではと予想しています。この予想は、現時点では市場のコンセンサスとは相容れないかもしれませんが、一部で指摘されているように、「日銀はビハインド・ザ・カーブに陥っている」との評価を払拭する意味からも、1月会合での追加利上げの可能性があるとみていますが、どうでしょう。

FRBによる利下げペースの鈍化も予想されていますが、昨日発表された「週間失業保険申請件数」では、申請件数は減少していましたが、継続受給者数が予想を上回る「191万件人」と、約3年ぶりの高水準でした。これは、失業者が仕事を見つけるまでの期間が長期化していることを示唆しており、失業者の再就職難を示す他のデータと整合しています。先週のFOMC会合後の会見で、パウエル議長が「労働市場は依然として堅調な状態にある」と述べていた言葉とはやや異にしています。ただ現時点では、これが労働市場に黄信号が点滅していることを示唆するものとは判断できませんが、これが仮にそうだとしたら、2025年では2回と示された利下げ回数が再び増えることにつながります。年明け以降も注視して行く必要はありそうです。

➢ 円は日米金融政策の方向差から 7-9 月期に強含む場面がみられるも、総じて弱かった

今日のドル円FXのレンジ予想・終値予想ほか、FXトレーダーの皆様の役に立つドル円関連情報をお送りします。

日銀は26日、今後も利上げを続けた場合に日銀の収益にどのような影響が出るのかといった試算結果を発表しました。それによると、短期金利を2%まで引き上げた条件下では、2027~28年度ごろには最大で2兆円規模の最終赤字が発生するが、赤字は短期的との試算でした。ただ現実的には、短期金利が2%まで上昇する金融環境は極めて想像し難く、仮にそこまで短期金利が上昇しているようだと、インフレ率が大幅に上昇していることになります。日本の短期金利が2%を超えたことなど、1990年以降一度もなかったと記憶しています。

2024年に歴史的な円安水準を付けた為替相場。25年はどのような展望になるのか、為替ストラテジスト7人にアンケートを実施した。特集の本稿では、円の対ドル・対ユーロ相場の見通しを解説する。為替相場に大きな影響を与えるのが、トランプ次期米政権の政策動向だ。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)

2025年の円の対ドルレートの動向を読み解く上で欠かせないのが、トランプ次期米政権の政策だ。


「ドル円相場」予測のカギになる16.5年ルール 大局的な視点で見た場合

今年最後の「アナリストレポート」になります。筆者にとって2024年の最大のサプライズは「米大統領選でのトランプ氏の勝利」でした。ただ、今冷静に考えてみると、まずバイデン氏ではさすがにあの年齢を考えると、さらに4年間の大統領職務をこなすのは無理だったのかもしれません。また、最後の最後に自身の次男に大統領権限を最大限に利用し「恩赦」を与えたことなど、筆者の中ではバイデン氏に対する評価も相当下がりました。何はともあれ、好き嫌いはあってもこれから4年間、トランプ言動に大きく左右されることになります。合衆国憲法を変えない限り第三次政権はありませんが、次に狙っているのは「ノーベル平和賞」との観測もあります。良いお年を・・・・・。

アメリカ ドル / 日本 円【USDJPY=X】:為替レート・相場

25年末の最円高予想は130円となり、一時は125円に到達するという予想があった。一方で、同じく25年末には155円になるという円安の予想も。それらの理由とは。

円相場 一時1ドル=146円台半ばまで円安ドル高進む NY市場 | NHK

本日27日の日足チャートを見るとモメンタムは強気のシグナルが点灯しており、強気トレンドの継続が示唆される状態。大口投機筋(IMM通貨先物ポジション)は円買いが優勢であり、上値追いに慎重な姿勢を示す向きもある。

円相場 いくぶん値下がり 日銀追加利上げ遅くなるとの見方から | NHK

25年末には「1ドル130円」の円高予想も!為替の専門家7人が対ドル・対ユーロの展望を徹底予測

【NHK】26日の東京外国為替市場は、日銀の追加の利上げの時期が予想よりも遅くなるのではないかという見方から、円を売ってドルを買う…

2024年2月に史上最高値を更新した「日経225」今後の動向にチェック!

米ドル/円【USDJPY】:外国為替・リアルタイムFXレート・チャート

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今週のドル円FXレートのレンジ予想(高値・安値予想)を公開。現在値、今週のレンジ、過去予想勝率も。

26日に材料視された経済イベントは、米新規失業保険申請件数が21.9万件で予想を下振れ、このほか米失業保険継続受給者数の結果にも関心が集まった。米10年国債利回り(米長期金利)は下落し、こちらを重荷としてドル売りが強まる場面があった。

先週ドル/円相場が一時約4カ月ぶりの156円台と、日銀が7月に25ベーシスポイント(bp)の利上げを行う前の水準まで上昇した。

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日経平均高値は4万8500円説も!「2025年の日本株」をプロ7人が徹底予測、強気セクターや個人投資家向けの戦略まで

第35回「ドル円相場の8月アノマリー」 | 知るほどなるほどマーケット

直近の日足は小陽線で終えています。海外市場休場で方向感のない動きとなりましたが、トレンドが強い状態を保っており、ドルの上値余地を探る動きが継続すると見られます。157.70-80にやや強い上値抵抗がありますが、これを上抜けて終えれば158円台前半から半ばまで上値余地が拡がり易くなります。一方下値は156.10-20に日足の下値抵抗が控えており、これを下抜けて終えない限り、下値余地が拡がり難い状態です。短期トレンドは155.50以下で終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して下値余地が若干拡がり易くなります。

「実需の円売り」が影を潜める中、日米の金利はどう動くか。2025年の為替相場を展望する後編。

前取引日26日のドル円は上昇。高値158.08をつけてから終値158.02と、4営業日連続で円売りが出たのち本日の取引へ移行した。本日27日のAI予想は円安予想。