それではフォシーガは、どのようにして効果を発揮するのでしょうか?
フォシーガの1型糖尿病患者さんへの適正使用についてご紹介します。
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選択的SGLT2阻害剤「フォシーガ」の1型糖尿病治療における適正使用
[PDF] フォシーガ錠を服用される 1型糖尿病の方・ご家族の方へ
選択的SGLT2阻害剤「フォシーガ」の1型糖尿病を対象とした第III相臨床試験 DEPICT‐2試験
選択的SGLT2阻害剤「フォシーガ」の1型糖尿病に対する適応追加の開発背景と臨床試験概要
CKDは、腎機能の低下を伴う重篤な進行性の疾患です(eGFRの低下、あるいは腎臓の障害を示唆する指標の変化、もしくはその両方が、最低3カ月間認められた場合と定義されています 4。CKDを発症する最も一般的な原因疾患は、糖尿病、高血圧、慢性糸球体腎炎です 10。CKDは高い有病率や、心不全や若年死をもたらす心血管イベントリスクの増加に関与しています。CKDの最も重篤な状態は末期腎不全(ESKD)と呼ばれ、腎障害および腎機能低下が進行し、血液透析や腎移植を必要とする状態となります 2。CKD患者さんの多くはESKDになる前に心血管系の原因によって死亡しています 11。現在、日本におけるCKD患者数は、約1,300万人と推定されています 6。
DAPA-CKD試験は、2型糖尿病合併の有無に関わらず、CKDステージの2~4、かつ、アルブミン尿の増加が確認された4,304例を対象に、フォシーガ10mg投与による有効性と安全性をプラセボと比較検討した国際多施設共同無作為化二重盲検第Ⅲ相試験です。フォシーガ は1日1回、ACEiもしくはARBによる治療と併用されました。複合主要評価項目は、腎機能の悪化もしくは死亡(eGFRの50%以上の持続的低下、ESKDへの進行、心血管または腎不全による死亡)リスクでした。副次評価項目は、腎機能の複合評価項目(eGFRの50%以上の持続的低下、ESKDへの進行、腎不全による死亡)、心血管死もしくは心不全による入院、および全死因死亡のいずれかの初発までの期間でした。試験は日本を含む21カ国で実施されました 1。結果は に掲載されました 1。
フォシーガの1型糖尿病患者さんへの適正使用についてご紹介します。 ..
慢性心不全患者さんを対象に、フォシーガ錠10mgを標準治療に追加したときの結果は次の表の通りです。
(投与期間:最長42ヵ月)
フォシーガ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
結果として、フォシーガを服用すると血液中へ再吸収される糖が減少するため、血糖値が低下します。
・1型糖尿病に対して使用する場合は、低血糖のリスクを軽減するために、必要に応じて本剤開始時にイン
フォシーガ(ダパグリフロジン)は、1日1回、経口投与のファーストインクラスの選択的SGLT2阻害剤です。研究により、心腎疾患の予防および進展抑制、ならびに各臓器の保護に対するフォシーガの有効性が示され、心臓、腎臓および膵臓の臓器間の基本的な関連性を示す重要な知見が得られました 1,12,13。これらの臓器の一つでも損傷を受けると、他の臓器の機能低下を引き起こし、全世界で主要な死因となっている2型糖尿病、心不全およびCKDを含む疾患の発症につながります 14-16。
フォシーガ錠10mg(小野薬品工業株式会社)の基本情報・副作用
糖尿病合併の有無を問わない慢性腎臓病患者さんを対象に、フォシーガ錠10mgを標準治療に追加したときの結果は次の表の通りです。
(投与期間:最長39.2ヵ月)
AZ SGLT2阻害薬フォシーガ、1型糖尿病の適応追加申請 | ニュース
現在、日本国内で1型糖尿病患者さんに対して適応のあるSGLT2阻害薬は、次の二つです。
AZ SGLT2阻害薬フォシーガ、1型糖尿病の適応追加申請 ..
海外の1型糖尿病に対して、SGLT2阻害薬を投与した臨床試験では、次の効果が示されています。
フォシーガが1型糖尿病への適応拡大 「正常血糖ケトアシドーシスには注意が必要」 患者・医療従事者向けの指導箋の活用を呼びかけ ..
フォシーガは、米国において、成人2型糖尿病における血糖コントロール改善のための食事および運動療法の補助療法として承認され、また、第Ⅲ相 CVアウトカム試験の結果に基づき、標準治療への追加療法で、成人2型糖尿病における心不全入院および心血管死のリスク低下の適応 *を取得しています 12。また、フォシーガは第Ⅲ相 、第Ⅲ相 試験の結果に基づき、2型糖尿病合併の有無に関わらず、 、および として承認された最初のSGLT2阻害剤です 1,13。
腎臓・心臓に効果の期待できる糖尿病治療薬 フォシーガは世界110ヵ国以上で承認されているお薬で、1型糖尿病、2.
対象:食事や運動または使用している血糖降下薬で血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者249例
方法:フォシーガ錠5mgまたは10mg(増量時)を 1日1回52週間投与
どちらがあなたに向いてる?SGLT2阻害薬(フォシーガ)とGLP-1
「臨床試験の例」
エンパグリフロジン(日本の商品名:ジャディアンス)25mgを、1型糖尿病の若年成人に8週間投与した際の結果では、HbA1cが平均0.3%低下し、一日総インスリン投与量は、基礎インスリン量が主として減少し、平均54.7単位から、平均45.8単位に減少しました。
体重減少も認め、平均72.6kgから平均70.0kgになっています。
副作用としては、意外な事に、症候性低血糖の増加を認めていません。
カナグリフロジン(日本の商品名 カナグル)100mg、または、300mgを、1型糖尿病の成人に、18週間投与した臨床試験が行われています。
カナグリフロジン100mgを投与した結果では、HbA1Cは平均0.3%低下し、体重は、平均―3.4%減少し、一日総インスリン投与量は、基礎インスリンが主に減少し、4.1単位(8.9%)減少しました。
副作用としては、低血糖の発生率は、すべてのグループでほぼ同等でしたが、カナグリフロジン300mgの投与群では、重度の低血糖が報告されています。また、カナグリフロジン投与群では、糖尿病性ケトアシドーシスが報告されました。
この結果、1型糖尿病へのカナグリフロジンの効果はこれ以上、探求はされていません。
ダパグリフロジン(日本の商品名:フォシーガ)5mg、または、10mgを、1型糖尿病の成人に、24週間、もしくは、28週間投与した臨床試験の結果では、ダパグリフロジン5mgを投与した群では、HbA1cが平均0.42%低下し、一日総インスリン投与量は、平均8.8%減少し、平均2.96%の体重減少も認めました。
副作用としては、症候性低血糖の増加を認めませんでした。
「フォシーガ」、1型糖尿病の適応追加取得 SGLT2阻害剤で2剤目
フォシーガはSGLT2を阻害するため、尿量が増えて体内の水分量が減ります。
フォシーガ錠10mg|一般的な治療薬【臨床研究情報ポータルサイト】
アストラゼネカの子会社であるアストラゼネカ株式会社は、2013年、フォシーガに関して、小野薬品工業株式会社 と日本におけるコ・プロモーション契約を締結しました。本契約に基づき、小野薬品工業株式会社はフォシーガの日本における流通および販売を担い、アストラゼネカ株式会社と2型糖尿病、1型糖尿病および慢性心不全においてコ・プロモーションを実施しています。両社は慢性腎臓病においてもコ・プロモーションを行います。
フォシーガ (ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物) アストラ=小野 [処方薬] の処方目的、解説、副作用、剤形 ..
“DAPA Care”は、フォシーガの心血管、腎、臓器保護作用を評価する一連の臨床プログラムです。終了済みおよび進行中の試験を含め35,000例以上の患者さんを対象とする35件以上の第IIb/III相試験から構成されており、フォシーガはこれまでに250万患者年以上に処方されています。またフォシーガは、現在、2型糖尿病合併の有無に関わらず、駆出率が保たれた心不全患者さんを対象として有効性を評価するDELIVER第Ⅲ相試験および急性心筋梗塞(MI)または心臓発作発症後の非2型糖尿病患者さんを対象とした第Ⅲ相DAPA-MI試験が進行中です。DAPA-MI試験は、この種の試験では初めてとなる適応症追加を目的としたレジストリに基づく無作為化比較対照試験です。
SGLT2阻害薬として2型糖尿病にすでに使用されていた経口剤「フォシーガ」(ダパグリフロジン)が、このほど1型糖尿病で承認されました。
その他、フォシーガは、炎症抑制、心機能の改善等の心臓に有益な作用をもたらすことが知られています。