1か月~(1日1000mg) ・1日2回食前後に500mg飲む
下痢は、メトホルミンの副作用の中で最も起こる頻度が高い症状です。
効果が出ている証拠でもあるため、メトホルミンを飲み続けてしばらく様子を見ましょう。
メトホルミンは2型糖尿病治療薬であり、肥満治療薬ではありません。メトホルミンは先ほど述べたように多面的な作用により、体重に多少良い影響を与えることはありますが、その効果は限定的です。
他には、造影剤を使用した検査前も使用できない場合があるので注意しましょう。ヨード造影剤の検査48時間前からメトホルミンを服用してはいけません。乳酸アシドーシスと呼ばれる副作用が起こりやすくなるためです。数日中止する必要があるため、必ず事前に相談しておきましょう。[13]
2か月~(1日1500mg) ・1日3回食前後に500mg飲む
SGLT2阻害薬でエビデンスがあるのはです。この中で最もエビデンスが強いのがエンパグリフロジンで、次がカナグリフロジン、最後にダパグリフロジンです。
エンパグリフロジンは全死亡まで含めて結果を改善させています。カナグリフロジンも予後を改善しましたが8)、下肢切断が増えました。ダパグリフロジンは有意差はつかず9)、その後のサブ解析という後付け解析で有意差がつきました。
このように薬剤によって結果に差が出たのは、それぞれの試験でどのような患者層に薬を使ったかが異なるからだと推測されています。心血管を起こしたことのある患者だけを入れたエンパグリフロジンの方が、リスクファクターがあるだけの群も含めたダパグリフロジンより成績が良く出たのではと推測されています。
フォシーガとメトホルミンの併用療法は、特に以下のような患者に適していると考えられます。
国内で肥満治療の効能・効果で承認されているビグアナイド系薬剤はありません。またメトホルミンを一般名とする医薬品は国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。
また、メトホルミンによる下痢を含む副作用は、1~2週間程度で治まることが多いです。
ダイエット効果が出ている間はずっと下痢が起こるというわけではないので、という場合は
です。2つを併用することで、より強いダイエット効果が期待できます。
上記に該当する場合は副作用をおこす可能性があるため、メトホルミンを処方できません。他に食事が不規則、または十分に摂れていない方や激しい運動をしている、感染症にかかっている方も事前に相談するようにしましょう。
一方のメトホルミンは、効果の実感までに3~6ヶ月ほどかかります。
最後に、定期的な健康チェックを受けることも大切です。体重や血糖値の変化を把握し、医師と相談しながら適切な対策を講じることで、リバウンドを防ぐことができます。フォシーガの効果を最大限に活かし、健康的な体重を維持するためには、これらのポイントを押さえておくことが重要です。
メトホルミンとリベルサスを併用するときの注意点としては、が挙げられています。
フォシーガ(ダパグリフロジン)とメトホルミンの併用は、2型糖尿病治療において多くの患者で使用される組み合わせです。フォシーガはSGLT2阻害薬として、尿を通じて余分な糖を体外に排出することで血糖値の管理を助けます。一方、メトホルミンは肝臓での糖の産生を抑制し、インスリン感受性を高める作用を持っています。この2つの薬を併用することで、異なるメカニズムでの血糖コントロールが期待されます。
〈メトホルミン〉一般的には1回500mgを1日2回食前または食後に飲みます。
メトホルミンは医薬品医療機器等法において2型糖尿病の効能効果で承認されていますが、肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
メトホルミンとの併用によって、より効果が期待できるケースもあります。
また、メトホルミンには食欲低下やインスリン分泌を促進する作用があるGLP-1を増やす作用や便中にブドウ糖を排泄させる作用などが報告されています。さらに、メトホルミンが腸内細菌に良い影響を与えることで血糖値を低下させるという研究結果もあります。()
メトホルミンとGLP-1では、形状が違うため、使い方(飲み方)も大きく違います。
メトホルミン塩酸塩を一般名とする医薬品は国内で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。
ここではメトホルミンのダイエット効果に関するよくある質問についてお答えします。
日本の2型糖尿病患者を対象とした臨床研究によると、下図に示すように、メトホルミンのみを54週間投与したグループ(Monotherapy)では、最終的に-1.03±2.79 kgの体重減少を認めたと報告しています。()
メトホルミンとフォシーガの併用が検討されるポイントは以下の通りです。
メトホルミンの継続により「体重が減った」「体重が増えなくなった」と、効果を実感している方がいます。
リベルサスとメトホルミンの違いは?ダイエット目的ならどっちがいい?
なお、リベルサスとメトホルミンを併用する場合は低血糖を引き起こしやすくなる可能性があります。
これは、相乗効果によって血糖値が大きく下がるためです。
メトホルミンを飲んでも痩せない場合、考えられる理由は以下の通りです。
メトホルミンを食前に飲むか食後に飲むかの違いについても、別の記事で詳しく解説しています。
こちらもぜひ、あわせてご覧ください。
GLP-1受容体作動薬とフォシーガの主な違いは以下の通りです。
メトホルミンを使用したある研究では、1年間で約1.3kg体重が減少したとの結果が報告されています。別の研究結果では1年間で体重約1.7〜3kgの減少でした。
フォシーガで本当に痩せる?効果・飲み方・メトホルミン併用の真実
当院で使用しているメトホルミンは日本国シオノケミカル社で製造されたものを当院で使用しております。
リベルサスとは?ダイエット効果・飲み方・副作用・安全性について
前述したように、心血管病を減らすことがわかっており、この効果は血糖低下作用では説明できず、薬剤の特性によるものと考えられます。
例えばエンパグリフロジン(ジャディアンス®︎)という薬は、EMPA-REG OUTCOMEという試験で、心血管病の既往がある7028人の糖尿病患者(70%はメトホルミン内服中)に上乗せすることで全死亡を32%減らし、心血管病による死亡を38%減らし、心不全入院を35%減らしました7)
当院には5種類のお薬をご用意しております。 リベルサス; フォシーガ; メトホルミン; セイブル; サノレックス
メトホルミンを服用する際は、副作用が出ていないか確認するためにも定期的に医療機関を受診して検査を受けることが大切です。[13]
メトホルミンは食事1時間前の内服がよい?! | Medical Tribune
フォシーガとメトホルミンの併用は、糖尿病治療において異なるメカニズムでの血糖管理をサポートする組み合わせです。メトホルミンはインスリン感受性を高め、肝臓での糖産生を抑制することで血糖値を管理します。一方、フォシーガは腎臓のSGLT2を阻害し、尿を通じて余分な糖を排出します。この二つの薬を併用することで、血糖管理が強化される可能性がありますが、効果には個人差があります。