サインバルタは、セロトニンとノルアドレナリンの両方に作用します。
これらの病気に良く効く薬があります。SSRI、SNRI、S-RIMといわれるタイプの薬です。うつ病の治療にも使われる薬のため、抵抗感のある人が多いと思いますが、不安障害によく効き、副作用が少なく、依存性もなく、自分が変わってしまうわけでもありません。安心して使える薬です。ストレス・不安障害が主な原因なのですから素直にストレス・不安障害の薬を使うほうが効果があると思いませんか?SSRI、SNRI、S-RIMは抗うつ薬と呼ぶより、そのまま、SSRI、SNRI、S-RIMと呼ぶことが多く、従来の抗うつ薬と区別することが多いのです。SSRIは4剤、SNRIは3剤、S-RIMは1剤発売されていますが、原クリニックでは、主に副作用の少ないSSRIのレクサプロ(エスシタロプラム)や、SNRIのサインバルタ(デュロキセチン)、S-RIMという新しいタイプのトリンテリックスなどを使います。サインバルタ(デュロキセチン)は坐骨神経痛・背部痛・腰痛・片頭痛・肩こり・めまい・歯痛・手足のしびれなどにも有効です。今まで、いろいろ試してきて、全く良くならず、半分あきらめかけていると、「本当に効くの?」と思うかもしれません。でも、驚くほど、ほとんどの人に効きます。原クリニックでは1年間に3,000件ほど胃カメラを行っています。消化器内科に精通し、ガスモチン(モサプリド)・アコファイド(アコチアミド)・タケキャブ・六君子湯などの薬を使った経験の上で、SSRIとSNRI、S-RIMの効果を実感しているからこの治療を勧めるのです。
今までに、SSRI・SNRI・S-RIMを使って、効果がなかったという人がいますが、パキシル(パロキセチン)・パキシルCR(CRはパキシルの改良型で吸収が穏やかになり副作用が出にくいようになっていますがパキシルとほとんど変わりません)、ジェイゾロフト(セルトラリン)などSSRIは少量で使っても効果が現れにくい薬です。少量から始めて、徐々に増量し、1か月以上毎日飲んで効果が出る薬なのです。慣れない医師が、試しに使ってみよう、使い慣れないから少な目で使っておこう。他の薬と同じように、少量で1か月分処方したり、患者さんの方で、うつ病の薬だから少しでいいです、ちょっとだけ飲んでみようという飲み方では効果が出ないのです。パキシル(パロキセチン)は10mgから開始して、30mg、40mgまで増量します(パキシルCR12.5mgがパキシル10mgに相当)。ジェイゾロフト(セルトラリン)は25mgから開始して、100mgまで増量して使うのが普通なのです。使い慣れた医師が、初めは1~2週間の間隔で診察をし、様子を見ながら治療をしていくとしっかりと効果が現れます。SSRI、SNRI、S-RIMは車の運転や飲酒を控えるようにと言われていますが、原クリニックでは特に制限はしていません。他院で処方されている薬の制限もしていません。
薬を飲むと、胃で溶けて、腸管から血管内へ吸収されていきます。これには時間がかかり、例えばエスシタロプラム(商品名:レクサプロ)という抗うつ薬では、飲んでから4時間後に血液中の濃度が最も高くなり、その後は濃度が下がっていきます。
レクサプロ・サインバルタ・トリンテリックス等を飲んで嘔気や眠気の副作用が強かったのでやめたという人がいますが、原クリニックでは少量からゆっくり始めることで副作用の出現がかなり抑えられています。
などが認められることも、多くはないですがサインバルタの副作用になります。
それに対してサインバルタは、眠気やふらつきといった副作用は、そこまで目立たないお薬になります。
ドグマチール(スルピリド)という薬もよく効きます。ドグマチールは胃・十二指腸潰瘍とうつ病に適応がある薬です。まさに神経性胃炎に最適という薬です。心療内科でサインバルタやレクサプロ、トリンテリックスを処方されているけど胃の調子が悪い。消化器内科でドグマチールを処方されたけれど良くならなかったという人も多いです。消化器症状にはSSRI・SNRI・S-RIMとドグマチールを一緒に使うととてもよく効きます。ドグマチールは母乳が出たり、生理が遅れたりといった副作用がありますが、原クリニックでは50mg錠の半分(通常使用量の6分の1)を1日量にすることによって、副作用を減らし同等の効果を得ています。ドグマチールのこのような副作用は内服を止めればすぐ改善します。
サインバルタはノルアドレナリンの働きが特徴的ですが、セロトニンを刺激してしまうことでの副作用の方が頻度は高いです。
これはサインバルタが意欲や気力を高めると同時に、睡眠を浅くする副作用があるためですが、反対に眠気が副作用として認められる方もいらっしゃいます。
SSRIのいくつか、そしてSNRIについて、それぞれの特徴を説明します。とくにレクサプロ、サインバルタ ..
サインバルタカプセル<デュロキセチン塩酸塩>は、2016年3月に慢性腰痛症の適応が追加承認されて、整形外科から処方される機会が増えている。今回、整形外科医はサインバルタカプセル<デュロキセチン塩酸塩>を処方する際に併用薬を確認していなかった。また、相互作用や副作用リスク、精神科治療への影響などをあまり気にした様子はなかった。整形外科医は、薬剤師からの副作用発現の懸念に対しては、今後、注視するとのことであった。心療内科医の考えは、薬剤師が直接疑義照会していないので不明である。
これにより、情報伝達をスムーズにして抑うつ効果を高めていきます。 代表的な薬:サインバルタ、イフェクサー、トレドミン
こういった体重に関係する要因を複合的に考えると、サインバルタは太りやすいお薬とは言えません。になるかと思います。
またSNRI(サインバルタ)などではノルアドレナリン再取り込み作用による不眠が
患者には、サインバルタカプセル<デュロキセチン塩酸塩>とパキシル錠<パロキセチン塩酸塩水和物>が類薬であることを説明して、心療内科クリニックにも連絡させてもらいたい意向を伝えたが、同日午後に心療内科を受診予定であり、自分で話すとのことだった。そこで、お薬手帳に心療内科医あてのコメントを記載して、受診時に提示してもらうようお願いした。次の来局時、患者に確認したところ、併用でよいとのことだった。その後も、両科医師了解のもと併用は継続されている。
薬剤師は、併用となった直後から患者の同意を得て電話フォローを実施し、セロトニン症候群などの症状が起こっていないかどうか確認しているが、特に症状に変化はなかった。
併用には注意が必要です。パキシルはうつ病のみでなく、パニック障害にも効果がありますが、中断症状が起きやすい薬です。レクサプロ ..
サインバルタの副作用で最も多いのは、胃腸症状になります。うつ病での承認時の臨床試験では、
セロトニン・ノルアドレナリン再取りこみ阻害薬SNRIには、トレドミン、サインバルタなどがあります。 ..
サインバルタカプセル<デュロキセチン塩酸塩>は、慢性腰痛症治療のための処方であると考えられたが、別の治療目的とはいえ、他科でのパキシル錠<パロキセチン塩酸塩水和物>との併用に関して、パロキセチンのCYP2D6阻害作用によりデュロキセチンのクリアランスが減少して血中濃度が上昇するという報告があるため併用注意であること、作用機序の重複(デュロキセチンはセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬:SNRI、パロキセチンは選択的セロトニン再取り込み阻害薬:SSRI)のため副作用リスク(セロトニン症候群など)の上昇も懸念されることから、<処方1>の整形外科医に疑義照会を行った。しかし、医師からの具体的な説明なしに、処方箋どおりでよいとの回答を得た。
SNRIは脳内で分泌されるセロトニンとノルアドレナリンを調整する薬です。 [サインバルタ] ..
サインバルタでは抗うつ剤の中ではSSRIに次いで多いといわれています。およその方に認められるという報告があります。
比較的併用薬への影響が少ないジェイゾロフトやレクサプロが用いられることが多いが、神経痛を伴う場合にはサインバルタを使用することもある
患者は慢性腰痛症で、整形外科からロキソニン<ロキソプロフェン>等を処方されていたが、疼痛コントロール不十分のため、今回からサインバルタカプセル<デュロキセチン塩酸塩>が追加された<処方1>(診察時に、医師からは併用薬の確認はなかった)。投薬時にお薬手帳で併用薬を確認したところ、他院の心療内科からパキシル錠<パロキセチン塩酸塩水和物>が処方されていた<処方2>。
【精神科医が解説】デュロキセチン(サインバルタ)の効果と副作用
母乳を通して赤ちゃんにサインバルタの成分が伝わってしまうことは、動物実験だけでなく人間でも確認されています。妊娠中・授乳中のサインバルタの影響は検証ができていませんが、。
レクサプロ・パキシル・ルボックス/デプロメール; SNRI:サインバルタ ..
●サインバルタカプセル20mg・30mg<デュロキセチン塩酸塩>
○うつ病・うつ状態
〇下記疾患に伴う疼痛
糖尿病性神経障害、線維筋痛症、慢性腰痛症、変形性関節症
●パキシル錠5mg・10mg・20mg<パロキセチン塩酸塩水和物>
○うつ病・うつ状態
○パニック障害
○強迫性障害
○社会不安障害
○外傷後ストレス障害
抗うつ薬の種類・効果効能・副作用の解説 | 国分寺 精神科 心療内科
睡眠薬(精神導入剤)とは? こころの病気では、睡眠が不安定になってしまうことは非常に多いです。 睡眠が十分にとれないと心身の疲労が回復せず、集中力低下や自律神経症状などにつながってしまいます。ですから睡眠を整えることは、…
レクサプロ他)などの選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、デュロキセチン塩酸塩(サインバルタ ..
軽いうつ病ということで、半年前程から、サインバルタ20mgを処方され、朝に服用しています。この度、新たにレクサプロを10mg処方されました(夜服用)。3点ほどお伺いいたします。
1)この2種類のお薬を、併用することはよくあることでしょうか。
2)併用するに当たって、注意する点などはありますでしょうか。
3)また、併用する場合、レクサプロは、どれくらいで効果が出てくるものでしょうか。
ご教授の程、よろしくお願いいたします。
30mg以上でSE留意、併用薬注意、1日1回、CRだとSEが ..
サインバルタは比較的新しいお薬であるため、妊娠や授乳への評価は定まっていません。