ジンバブエドルは、2000年代に激しいハイパーインフレを起こした通貨。現在は廃止されていますが、100兆ジンバブエ.


ハイパーインフレにより、驚くほど大きな数字を使って表すことになったジンバブエドル。日本円に換算するとどうなるのか計算してみましょう。物価の上昇は別の言い方をすると、通貨の価値が下がるということです。ほかの通貨と比較すると分かりやすくなります。日本円に換算することで、よりハイパーインフレを実感できると思います。


2009年1月からは複数外貨制を導入し、米ドルと南アフリカランドが使用されるようになります。2009年2月に政府は、公務員給与を米ドルで支払うと発表し、ジンバブエドルの流通は事実上停止となりました。。自国の通貨は放棄しなければなりませんでしたが、外貨を使用することでハイパーインフレは終息しました。

それでもインフレは収まらず、2009年1月には100兆(100trillion)ジンバブエドル紙幣が発行されています。その直後の2009年2月に、12桁を切り捨てた4番目のジンバブエドルが発行されました。

現在、ジンバブエドルの水準は1米ドル=900ジンバブエドル超で、1月のインフレ率は230%に上った。ジンバブエドルは今もジンバブエ ..

・既に廃止されているため、通貨としての価値はなし
激しいハイパーインフレの末、ジンバブエドルは2015年に廃止されました。。ジンバブエドルが登場した1980年についてみると、1.00米ドル=0.68ジンバブエドルという為替レートでした。その頃の米ドル/円は1.00米ドル220円程度。ここから計算すると、当時のとなります。

2006年に2番目のジンバブエドルが発行されたときは、デノミネーションにより3桁の切り捨てが実施されました。2008年のデノミネーションでは、10桁が切り捨てられ、100億ジンバブエドルと新1ジンバブエドルが交換されることになりました。これが3番目のジンバブエドルになります。

こうしたハイパーインフレの状況では、物の値段が短期間に数10倍、数100倍…、と上昇します。物の価格を表示するのが、困難な状況です。これに対応するため、。デノミネーションとは、通貨単位を切り上げたり切り下げたりすることで、ジンバブエでは切り下げがおこなわれています。

・ジンバブエドルが廃止されるまでの流れ
ジンバブエにおけるインフレ率を、公式発表でみてみましょう。2000年が56%で、2003年には385%、2006年に1,281%を記録し、2008年には355,000%と発表されています。しかし実際にはこれよりはるかに高い数字だったようです。などとなっています。


【ヨハネスブルク=共同】ジンバブエの中央銀行は13日までに、15日から通貨ジンバブエドルを米ドルに両替して回収すると発表した。

・ハイパーインフレの始まり
ジンバブエドルが最初に発行されたのは、1980年のこと。当初の交換レートは、1米ドル=0.68ジンバブエドルでした。英国から独立して以来、ジンバブエのムガベ大統領は、旧支配層に対する弾圧的な政策を実施していました。。これにより物の供給が不足することになり、ハイパーインフレの要因となりました。

紙くずと化したジンバブエドルは、もはや流通していません。 ..

ジンバブエで起こったハイパーインフレでは、2008年には年率220万%もの物価上昇が起こったとされています。これでは自動車どころか、毎日に必要な食料品を購入するにも混乱が生じます。近い将来における物の値段を予想することさえ、難しくなってしまうのです。

アフリカのジンバブエがそれです。 ジンバブエではジンバブエ・ドルという通貨が発行されていました。

アカツキ:そう。これは経済学の理論で、というんだ。モノの値段が決まるメカニズムはもっともっと複雑だが、。実際に、ジンバブエという国では物資が不足しているのに政府が紙幣を大量に発行した結果、たとえば1アメリカドルで買えるパン1斤が25億ジンバブエドルといったとんでもない物価上昇が起きたんだ。

ジンバブエではジンバブエ・ドルという通貨が発行されていました。 ..

それではハイパーインフレの末期、2008年のレートで計算してみましょう。ジンバブエドルはデノミネーションを繰り返した後、3番目のジンバブエドルの時代です。為替レートは1米ドル=12兆ジンバブエドルと、かなり大きな数字になります。当時の米ドル/円は、1ドル103円ほど。計算してみると、。読みにくいかもしれませんが、ジンバブエドルの価値が大きく下がったのが分かります。ハイパーインフレにおいては、通貨の価値が激減するのです。

当初の通貨価値は1ジンバブエドル≒1アメリカドルでしたが、最終的に年2 ..

・インフレとハイパーインフレについて
します。物価が上がるということは、物の値段が上がるということです。物の価格水準を左右しているのは、通貨の供給量や物への需要、そして物の供給などです。マクロ経済を運営するにあたっては、緩やかな物価上昇、適切なインフレ水準が望ましいとされています。たとえば日本銀行は、消費者物価が前年比で2%上昇することを目標としています。日本のインフレ率は2%を下回る状況がつづいているため、通貨の供給を増やしている状況です。

自国通貨のジンバブエ・ドルは、約300兆ドルが日本円1円程度の価値になっ ..

ジンバブエドルは、2000年頃から激しいインフレーションを起こし、ついにはハイパーインフレーションという状況になりました。最終的には2009年に流通停止となり、2015年には通貨としての廃止に至ります。インフレやハイパーインフレの意味を確認しながら、ジンバブエドルのたどった歴史をくわしくみていきましょう。

ジンバブエ誕生の経緯とは? ジンバブエの奇跡はなぜ起こった? インフレ・デフレって何? ジンバブエはなぜハイパーインフレになった?

最初のジンバブエドルは、1980年に導入されました。その後、激しいインフレにともなって、通貨の桁数を切り捨てる「デノミネーション」が数回おこなわれています。この。公式の廃止は2015年ですが、2009年には事実上、流通が停止されています。

ジンバブエ・ドルも発行されていた。この100兆ジンバブエ・ドル ..

当時のムガベ政権は、巨額の財政赤字を中央銀行の信用供与で埋め合わせていた。それによる信認崩壊によってハイパーインフレが発生したのだが、追い込まれた政府は、自国通貨であるジンバブエ・ドルを完全に廃止することで事態の収拾を図り、米ドルなど他国の通貨を法定通貨とした。となればインフレ率は米国など先進国に近づくことになる。

ではなぜ円は日本の法定通貨足りえるのか?実はこれ現在の経済学では結論が出ていないテーマなんです。円に限らず、ドル ..

既に廃止され回収を終えたジンバブエドル。通貨としての価値はないのですが、コレクターアイテムとしての価値が出ています。注目したいのが「100兆ジンバブエドル紙幣」。画像をみるととあります。英語ではmillionが100万、billionが10億、trillionが1兆を表します。つまりこれが「100兆」という表示なのです。してみると、状態にもよりますが、のをみつけられます。

ジンバブエドルという法定通貨はあるのですけれどもとてつもないインフレにより無価値になり外貨導入。 ところが新ジンバブエドル ..

・ジンバブエの通貨事情
ジンバブエにおける通貨の状況は、少し複雑です。。これを新しいジンバブエドルと呼ぶこともあるようです。

世界最悪といわれるハイパーインフレで、100兆ジンバブエ・ドル紙幣が発行されました。 ..

近代の歴史についても振り返ってみましょう。ジンバブエは1980年に、ジンバブエ共和国として英国から独立しました。このときはムガベ首相が就任しており、1987年からはムガベ大統領となります。ムガベ大統領は6選され、2017年に事実上のクーデターが起こるまで大統領の座についていました。その後2018年には総選挙が実施され、ムナンガグワ大統領が就任し、現在に至っています。しています。

2015年のレートだと、日本円の1円で300兆ジンバブエドルです。 ..

そのため、今回、アメリカドル並みの信頼を確保できるかがカギとなってくる。
日本でも“歴史的な円安・物価高”とはいわれているが、深刻さは桁違いだ。