[PDF] 小児肺炎マイコプラズマ肺炎の診断と治療に関する考え方
(3) 臨床症状の改善など経口投与可能と医師が判断した場合は、アジスロマイシン錠に切り替えることができる。なお、本剤からアジスロマイシン錠に切り替えた臨床試験は、医師が経口投与可能と判断した時点で、本剤からアジスロマイシン錠に切り替え、本剤の投与期間は2~5日間、総投与期間は合計7~10日間で実施され、総投与期間として10日間を超える投与経験は少ない。本剤からアジスロマイシン錠へ切り替え、総投与期間が10日間を超える場合は、経過観察を十分行うこと。(「臨床成績」の項参照)
【1】尿道炎・子宮頸管炎,肺炎,骨盤内炎症性疾患を除く感染症:(1)本剤で治療開始し,4日目以降でも臨床症状が不変又は悪化の場合,医師の判断で適切な他剤に変更。(2)外国の臨床における体内動態試験の成績から,本剤500mgを1日1回3日間経口投与することにより,感受性菌に対して有効な組織内濃度が約7日間持続することが予測されているので,治療に必要な投与期間は3日間とする。【2】尿道炎・子宮頸管炎:(1)投与開始後2~4週間は経過観察し,効果を判定。(2)本剤1000mgを1回投与することにより,アジスロマイシン感性のトラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)に対し有効な組織内濃度が約10日間持続することが予測されているので,治療に必要な投与回数は1回とする。【3】肺炎:(1)本剤で治療開始し,4日目以降でも臨床症状が不変又は悪化の場合,医師の判断で適切な他剤に変更。(2)アジスロマイシン注射剤から本剤に切り替える場合,症状に応じ投与期間変更可。
【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔呼吸困難,喘鳴,血管浮腫等が発現。また,アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから,これらの副作用の治療中止後に再発する可能性があるので注意。[8.2参照]〕【11.1.2】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),急性汎発性発疹性膿疱症〔投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与。これらの副作用はアジスロマイシンの投与中又は投与終了後1週間以内に発現しているので,投与終了後も注意。また,アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから,これらの副作用の治療中止後に再発する可能性があるので注意。[8.3参照]〕【11.1.3】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,更に肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。なお,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く,投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【11.1.4】肝炎,肝機能障害,黄疸,肝不全【11.1.5】急性腎障害〔乏尿等の症状や血中クレアチニン値上昇等の腎機能低下所見が認められた場合には投与中止〕【11.1.6】偽膜性大腸炎,出血性大腸炎〔偽膜性大腸炎,出血性大腸炎等の重篤な大腸炎が発現。腹痛,頻回の下痢,血便等が現れた場合にはただちに投与中止〕【11.1.7】間質性肺炎,好酸球性肺炎〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎,好酸球性肺炎が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.8】QT延長,心室性頻脈(torsade de pointesを含む)〔QT延長等の心疾患のある患者には特に注意。[9.1.2参照]〕【11.1.9】白血球減少,顆粒球減少,血小板減少〔[9.7.2参照]〕【11.1.10】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇等が現れた場合には投与中止。また,横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕
わが国では 2011 年中頃より肺炎マイコプラズマ感染症が大流行し、その流行は 2012
昨年から今年にかけてマイコプラズマ肺炎が流行しています。マイコプラズマ肺炎は、名前のとおり、マイコプラズマという細菌によって起こります。
(2) 本剤の投与期間として5日間を超える投与経験は少ないことから、投与期間が5日間を超える場合は、経過観察を十分行うこと。
マイコプラズマ肺炎は、感染から発症までの潜伏期間が1~3週間ぐらいで、痰(たん)や唾(つば)で広がる飛沫感染(ひまつかんせん)を起こします。肺炎としての発症のピークは8歳から9歳です。
本剤は細菌の増殖を効果的に抑制し、多様な呼吸器系病原体に対して卓越した効果を発揮します。その作用機序は、細菌のタンパク質合成を阻害することで病原体の繁殖を防ぐことにあります。
肺炎なのに体力がそれほど落ちず、マスコミでも最近「歩く肺炎 ..
マイコプラズマ肺炎は、自然にも治りますが、抗菌薬で症状を軽くすることができます。そのため子どもでは、テトラサイクリン系抗菌薬、ニューキノロン系抗菌薬の効果があると考えられます。
しかし、テトラサイクリン系抗菌薬は、8歳以下の子どもに、2週間以上長く使用すると歯が黄色くなったり、骨の発達に影響を受けると言われています。短期間で適切に使用するのであれば、副作用はかなり少なくなります。
ニューキノロン系抗菌薬も、関節への影響から子どもにあまり使用されませんが、最近、子どもに安全なニューキノロン系抗菌薬があります。
ニューモニエとは肺炎という意味のため、「肺炎マイコプラズマ」と呼ばれることもあります。 ..
飛沫感染が最も危険です。次に接触感染が危険です。空気感染(エアゾール感染)の危険性は全2者よりも低いですが、念には念を入れて下さい。ウイルスの侵入路は、口、鼻、眼の粘膜です。舌の上面には主要なレセプター(感染路)があります。鼻腔は鼻毛、鼻腔粘液等で守られており、歯周病菌の酵素はないですが、ウイルス自体の酵素で鼻粘膜の細胞に侵入します。肺の深部に吸い込む危険がありますから、リスクの高い場所での深呼吸は避けて下さい。味覚異常と臭覚異常が感染初期のサインです。
なお、 肺炎に対して注射剤から経口剤へ切り替えた場合以外での本錠剤の投与期
新型コロナウイルス性肺炎時に細菌性肺炎(誤嚥性肺炎)を発症すると重篤化します。原因菌は口腔内の歯周病菌です。重篤な全身疾患の患者さんが亡くなる時の原因の多くは細菌性肺炎ですが、新型コロナウイルス感染症も同様の事態が発生しています。また、歯周病菌はサイトカインストームの原因になっていると考えられます。
この様に、新型コロナウイルス感染症の重症化には歯周病菌が関与していると考えられますから、日頃からの口腔ケアが非常に大事です。また、ウイルス性肺炎は治癒後も瘢痕化しますから、感染を防ぐことが何よりも大事です。
B.2 肺炎 Hospital acquired pneumonia
アジスロマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、レジオネラ・ニューモフィラ、クラミジア属、マイコプラズマ属
市中肺炎が院内肺炎や医療・介護関連肺炎と大きく異なる点は、原因微生物の違いで、市 ..
新型コロナウイルスの主な感染路は、口、鼻、眼です。舌には感染のレセプターが多く、歯周病菌の酵素(プロテアーゼ等)によってウイルスが侵入しやすくなります。口腔ケアはインフルエンザの発症を大幅(10分の1)に下げますが、新型コロナへの予防効果がどれくらいかはまだ分かっていません。しかし、重症化予防のためにもご家族を含めて丁寧な歯磨きを行って下さい。3DSを行っている人は毎日実施して下さい。
[PDF] Ⅰ.肺炎の重症度分類 Ⅱ.細菌性肺炎と非定型性肺炎の鑑別
新型コロナウイルスのウイルス性肺炎と同時に、口腔細菌による細菌性肺炎(誤嚥性肺炎)を併発すると症状が重篤になります。ランセットの論文によると、武漢の死亡者の半数が細菌性肺炎を起こしており、生存者の99%は細菌性肺炎を起こしていません。また、サンフランシスコの臨床医の緊急提言によると歯周病菌は新型コロナウイルスによるサイトカインストームのトリガーとなっている可能性があります。
上記から、重症化予防のために、口腔ケアは欠かせません。特に、高齢者や要介護者の口腔ケアは重要です。ご家族を含めて丁寧な歯磨きを行ってください。3DSを行っている人は毎日実施して下さい。
町田さくら歯科では、事前に院内で新型コロナウイルス感染症対策を準備しており、日本医師会の基準に従って行動しています。
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こうした特徴的な性質が、アジスロマイシンの臨床的価値を高め、多様な感染症に対する効果的な治療を可能にしています。
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アジスロマイシンの作用機序は、細菌のタンパク質合成過程に介入することで抗菌効果を発揮します。
ジスロマック点滴静注用500mg/アジスロマイシン水和物注射用の効果効能・副作用・禁忌など、薬剤基本情報を掲載しています。
このメカニズムにより、細菌の増殖を効果的に抑制し、最終的には病原体の死滅をもたらします。
ジスロマック錠250mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO
アジスロマイシンの特筆すべき点は、その高い組織親和性と長い半減期にあり、これらの特性が薬剤の持続的な効果と治療の簡便性を実現しています。
肺炎の原因微生物により主にウイルス性、細菌性、マイコプラズマ性などに分けられ ..
中高年になると誤嚥と言って、食べ物や唾液が気道に入ってしまうことがあります。お口が不潔だと、この時にたくさんの細菌が気管に入って肺にまで至り、誤嚥性肺炎という肺炎を起こしてしまいます。誤嚥のリスクが高い方は、ウイルス性肺炎のリスクも当然高くなります。
さらに、歯ぐきに住む歯周病菌が血流にのって全身を駆け巡り、体のあちこちに炎症を起こします。また、歯ぐきの炎症により作られた炎症を起こす物質(炎症性物質)も血流にのって全身へとばらまかれます。その結果、体の免疫が乱されてウイルス感染による炎症症状が進みやすくなってしまいます。
○治療マクロライド系抗生物質(エリスロシン、クラリス、ジスロマックなど)が有効です。
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