【楽天証券】12/15「ドル/円はどこまで下がるか? 下値 ..
ところが、2020年以降、日経平均株価とドル円相場がそれまでの正の相関関係から負の相関関係に転換したことは極めて重要である(図表1)。これは、日本株と円の過小評価に注目した欧米投資家が、日本株と円の両方の上昇を見込んで、投資戦略を為替アンヘッジによる日本株購入へ転換したことを示唆している。
欧米投資家は代替投資先として株価と円が割安な日本を選択した。日本の対内株式投資(52週移動平均年率ベース)は、2023年6月末に6.5兆円流入超と2015年8月以来のレベルまで急増。以降高水準を維持し、2024年1月中旬も4.9兆円の流入超となっている。ここで注目すべきは、日経平均株価とドル円相場の相関関係である。2005年以降、日経平均株価とドル円相場は、極めて安定的な正の相関関係を維持してきた。これは、主に、グローバル機関投資家のリスク管理手法が洗練された結果、リスク許容度が高まるとリスク資産である株式投資を増やすと同時にキャリートレードで低金利通貨である円を売り、リスク許容度が低下した際にはそれぞれのポジションを縮小する行動が定着したためと考えられる。
筆者のユニットレイバーコスト為替モデルによれば、2023年第3四半期におけるドル円相場のフェアバリューからの過大評価値は62.7%とプラザ合意直前の1985 年第3四半期の72.2%以来の高水準である。2024年中には、中国から逃避した欧米資本が日本に流入する動きが一層強まり、日本株と円を同時に押し上げることが期待される。一般的な予想に反して、NISA (少額投資非課税制度)の拡充が、わが国個人投資家によるリパトリエーションを助長する可能性もある。
年内最終刊、ビットコインはどこまで下がる?年末年始はどうなる?
2024年のドル円相場予想に関して、金融市場では緩やかな円高がコンセンサスとなっている。しかし、年初の市場コンセンサスはしばしば裏切られるのがジンクスである。筆者は、ドル円相場が年内に最大115円まで円高になると引き続き予想している。この観点から、2023年12月におけるドル円相場急落の為替インプリケーション(含意)は極めて重要である。
4月10日のNY市場では、ドル円レートが歴史的な円安水準をつけて、1ドル153円台になった。2024年3月の米CPIが予想以上の伸びになったことを受けている。米長期金利が上がり、さらなるドル高円安を招いたのだ。この水準は、1990年7月以来34年ぶりになる。
これを受けてFed(米連邦準備制度)は、2022年3月以降継続してきた毎会合連続利上げを2023年5月でいったん停止し、同年7月の利上げを最後に金融政策を据え置いている。また、ECB(欧州中央銀行)とBOE(英国中央銀行)は、それぞれ2023年9月と同年8月まで連続利上げを継続した。対して日銀は、この間一貫して金融緩和を継続し、政策修正は長期金利誘導目標の上限を微調整するという極めて限定的なものにとどまった。
ドル円レートの推移は、ごく最近まで完全な膠着状態になって、1ドル152円の手前で足止めされていた(図表)。膠着の理由は、財務省の為替介入を強く警戒しているという事情がある。昨日の米CPI発表で、警戒ラインを突破して153円台を付けたことは、為替介入がいつ実施されてもおかしくない危険ゾーンに移行していることを示す。
TOP 楽天証券経済研究所 動画でわかる投資とマーケット [動画で解説]ドル安の動き強まる。12月のドル/円はどこまで下がる?
ドル円相場は、2023年1月から11月までほぼ一貫した上昇基調をたどり、約16%のゲインをみせた。ただ、ドルは同年末のほぼ1カ月間に円に対して約7%も急落している。一方、ドルはユーロとポンドに対して年央まで緩やかな下落基調を示したのち、年後半にはレンジ内でほぼ方向感なく取引されている。
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ドル円相場が160円の大台を突破し、為替市場に衝撃が走っている。1990年以来、34年ぶりの円安水準を記録したこの動きは、経済界のみならず一般市民の間でも大きな話題となっている。円安の進行は日本経済に多大な影響を及ぼし、その行方に世間の注目が集まっている。輸出企業にとっては追い風となる一方、輸入物価の上昇によるインフレ圧力の高まりや、個人の購買力低下など、様々な側面で経済に影響を与えている。このような状況下で、多くの人々が今後のドル円相場の行方に大きな関心を寄せている。果たして円安傾向は今後も続くのか、それとも反転の兆しはあるのか。
FX/為替予想 「ドル/円、どこまで下がる?下値レベルの確認」見通しズバリ!3分テクニカル分析 今週の見通し 2022年5月30日.
2024年のドル円相場予想に関して、金融市場では緩やかな円高がコンセンサスとなっている。果たしてそうだろうか。筆者は、2023年12月のドル円相場急落などをヒントに、年内に最大115円まで円高になると予想している。日本の金融業界に根強い「4つの常識」を紹介しながら、ドル円相場が市場の予想以上に下落する見通しの根拠を解説する。(記事内容は2024年2月6日時点)
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本レポートでは、最新のAI技術を駆使し、複数のシナリオを想定しながら今後のドル円相場の予測を試みる。経済指標、金融政策、地政学的リスク、市場心理など、多角的な要因を考慮に入れたAIの分析は、従来の予測手法では見落としがちだった新たな視点を提供し、より精度の高い予測につながる可能性がある。本分析を通じて、今後の為替動向に対する新たな洞察を得ることを目指す。
【FX】「2025年ドル円予想、170円へ …避けられないドル高」【佐々木融氏 ..
今週25日(水)に行われた植田総裁の講演では、先の決定会合の会見では予想外の「ハト派」発言でドル円が大きく上昇したこともあり、どの程度「調整」があるのか注目していましたが、結局内容的には変化ありませんでした。総裁は、「経済・物価情勢の改善が続いていけば、それに応じて、政策金利を上げ、金融緩和の度合いを調整していく」と述べ、具体的なタイミングについては、「今後の経済・物価・金融情勢次第だ」と明言は避けました。さらに総裁は「特に、米国の次期政権の経済政策を巡る不確実性は大きい」と、説明しています。筆者は、トランプ政権が始動し政策が実施されれば、米金利の上昇圧力が増し、それに呼応するかのように円が売られる展開を予想しています。そうなると、為替面から日本の物価にも上昇圧力がかかり、大幅な円安を避けるという意味合いからも、1月会合での追加利上げが実施されるのではと予想しています。この予想は、現時点では市場のコンセンサスとは相容れないかもしれませんが、一部で指摘されているように、「日銀はビハインド・ザ・カーブに陥っている」との評価を払拭する意味からも、1月会合での追加利上げの可能性があるとみていますが、どうでしょう。
【ドル円予想】ドル円の下落要因は?米10年債利回りも低下|感謝祭・クリスマス相場の影響は? · Comments8.
消費増税と量的質的緩和によってクラウディングアウトが生じていたと推察できよう。獨協大学の本田浩邦教授も日銀の金融緩和によるカンティロン効果を指摘している。日本のデフレの根幹には少子高齢化という人口動態の変化がある。わが国の硬直的な労働市場がNAIRU(Non-accelerating inflation rate of unemployment)の低下を通じてデフレの主因となってきたのであり、労働者がより高い賃金を求めて転職を繰り返す流動的な労働市場の確立が真のデフレ解消に繋がろう。
【日経】円ドル相場・人民元相場など為替の最新ニュース、債券市場の最新動向をお届けします。
・米ドル/円と120日MAを比較すると、ヘッジファンドの売買転換点とある程度一致している。現在、足元で152.2円。ヘッジファンドはこれを下回るとドル売り、上回るとドル買いに転換するということが、これまでの傾向として確認される。金利差に従い、152円まで届かなければ今の米ドル売り・円買いの傾向は変わらないだろう。一方、152円を超えてきたら、米ドル買い・円売りに転換するだろう。ここが重要分岐点となるが、今回はこれを超えずに終わるのではと思っている。
アメリカ ドル / 日本 円【usdjpy】の掲示板 2024/12/26〜
本節では、最新のAI技術を活用し、ドル円相場の将来予測を行う。まず、1996年10月から2024年6月末のドル円データをAIに読み込ませ、「情報を分析し、洞察してください」と指示したところ、AIは読み込ませたデータが1996年10月28日から2024年6月30日までのドル円レートの週次データであることを認識し、長期トレンド、主要な変動期、変動幅、近年の傾向、周期性、ボラティリティごとに洞察を加えた(図表1)。AIによる分析結果をみると、1996年10月から2024年6月までのドル円データについて、それぞれの観点から詳細に分析されている。これは人間のアナリストによる分析と比較しても遜色なく、むしろより客観的で包括的な視点を提供しているといえる。特に、データの周期性やボラティリティの変化に関する指摘は興味深く、為替市場の構造的な変化を示唆している可能性がある。
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・違うアプローチとして金利差で考えてみる。150円まで米ドル・円が上昇するには10年債利回り差が3.15%以上拡大する必要がある。152円なら3.25%程度拡大する必要がある。この金利差は、米国の金利から日本の金利を引いたものであるため、米国の金利だけでいうと、前者で4.1%、後者で4.3%となる。現在、米国の10年債利回りは4%を少し超えて4.02%程度。利上げの見通しはまったくない中、金利の上昇は限られる。4.1%まではありえるが、4.3%までは厳しいのではないか。152円に届くのは微妙ではないか。
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では、米長期金利の上昇はどうして進んでいるのだろうか。まず、米CPIの伸び率が2024年3月の前年比で3.5%(総合)と事前予想よりも高かったことに反応して、ドル高が進んだ。これは、FRBの早期利下げが怪しくなってきたという市場の読みがある。これまでパウエル議長は、2024年内で3回の利下げを実施することを改めて確認してきたが、予想外にインフレ圧力が高まっているため、それができなくなる可能性がある。原油についても、WTI価格が1バレル80ドル台半ばに移行している。ここには、イスラエルの軍事行動がイランを刺激して、中東情勢を緊迫化させている影響がある。バイデン大統領が、ネタニヤフ首相をなかなか説得できないところがもどかしい。
たぶん今ショート入ってる人は160超えても下がるって言ってると思う損切り ..
・このトレンドと逆行する一時的な米ドル高・円安はどの程度見込めるか。2007~2011年に展開した過去の米ドル/円の下落トレンドを見ると、トレンドと逆行する一時的な上昇時は52週MAを2%ほど上回っていた。また、今回のトレンドは逆の2024年7月まで続いた米ドル/円の上昇トレンドの中で、一時的に米ドルが下落した2023年3月は52週MAを3%ほど下回っていた。このように多少のダマシはあり、一時的な動きも52週MAをプラスマイナス2~3%はブレークする。現在、52週MAは150.5円くらいである。この数字を2~3%上回るとすると、153円~155円は一時的上昇の範囲内としてありえるのではないか。