ミノキシジルは生え際が後退しているタイプのAGAにも発毛効果があります。
両者を併用することでより高い効果が期待できますが、複数の医薬品を服用するのは飲み合わせが心配です。そこで今回は、フィナステリドとミノキシジルの併用で得られる効果と相互作用をわかりやすく解説します。
ミノキシジルで治療をされている患者様はとくに「髪が増えたので薬は不要」と感じるかもしれません。ミノキシジルの使用を中止した場合に髪はどのように変化するのか、断薬と減薬に分けて解説します。
代表的なAGA治療薬として知られるフィナステリド(プロペシア)とミノキシジル。どちらもAGAの改善効果を持ちますが、2つの治療薬では作用機序が異なります。それぞれの治療薬に関して詳しく解説します。
薄毛が進行している方は、両方のお薬を併用することが望ましいです。
TGF-βは男性ホルモンであるテストステロンが、より強力になったジヒドロテストステロンがアンドロゲンレセプターに結合することで生み出されます。テストステロンがジヒドロテストステロンへと変化する際に重要な働きをするのが5α-リダクターゼと呼ばれる変換酵素なのですが、フィナステリドには5α-リダクターゼを阻害する働きがあります。
プロペシアはAGAの進行を止め、ミノキシジルは毛を増やす役割を果たします。そのため、併用することで、効率的にAGA治療を進めることができます。
AGAは、男性と女性の両方に影響を及ぼす最も一般的な脱毛症です。
AGAに対する併用療法を検討した研究ではミノキシジル外用剤の単剤療法よりも高い有効性が報告されているが、厳密な検討は行われておりませんでした。
著者らはシステマティックレビューをメタアナリシスを実施し、併用療法のエビデンスをさらに検証しました。
退行期誘発因子であるTGF-βの産生を阻害し、ヘアサイクルを正常化させるフィナステリドは、抜け毛の量を減らすことにもつながります。
フィナステリドとミノキシジルの効果|併用療法や男女での違いも解説
フィナロイドは2016年に製薬会社ロイドラボラトリーズ社から発売されたAGA治療薬です。フィナロイドの主成分はプロペシアと同じフィナステリドであり、プロペシアのジェネリック薬品として普及しています。ロイドラボラトリーズ社は1989年にフィリピンで設立され、IOS(国際標準化機構)が品質保証を示した国際規格「ISO9001」にも認証される信頼性の高い製薬会社です。
フィナステリドはAGAに効果的?【写真あり】治療例と副作用を解説
フィナステリドはAGA発症の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成に関与する「5αリダクターゼ」という酵素を抑制する効果が期待できるAGA治療薬です。フィナステリドが5αリダクターゼを抑制すると髪の毛の生え変わり周期である「ヘアサイクル」が正常化され、薄毛の進行が予防されます。プロペシアとはフィナステリド治療薬のブランド名称で、フィナステリドは治療薬の有効成分の名称です。現在はプロペシア以外にもフィナステリドを有効成分とするAGA治療薬がいくつか存在し、患者様お一人おひとりに合わせた処方が行われています。
ミノキシジルの特徴は、剤形(お薬のカタチ)が2種類あることです。
AGAは、男性ホルモン(テストロステロン)がDHT(ジヒドロテストステロン)という物質に変化し、DHTが脱毛を働きかける因子を生成することによって進行します。プロペシアは、テストステロンをDHTに代謝するために必要な5αリダクターゼという酵素の働きを阻害することで、AGAの進行を防ぎます。一方、ミノキシジルは毛母細胞を増やし、頭皮の血流を促進します。毛包に直接作用し、細胞の増殖や、毛髪を構成するタンパク質の合成を促進することで、発毛を促します。
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ミノキシジルとはどんな薬?費用相場や効果が実感できる期間、副作用を解説
フィナロイド+ミノキシジル個人輸入 | 効果 | 育毛薬(内服)| オランダ屋
はい、顔や身体に産毛が生えてくるのはミノキシジルの効果によるものです。ミノキシジルは、体内の血管を拡張させて血流を改善し、毛根に関係する毛母細胞へ栄養を届けやすくする働きがあるため、その結果、顔や身体に産毛が生えてくるのです。
ミノキシジルは、血管拡張作用により毛母細胞への酸素や栄養の供給を改善することで発毛を促進します。フィナステリドとは作用機序が異なります。
フィンペシアは、製薬会社シプラ社が製造販売しているAGA治療薬です。フィナロイドと同じく主成分はフィナステリドであり、プロペシアのジェネリック薬品として使用されています。シプラ社は1935年にインドで設立され、現在はヨーロッパ、米国をはじめと世界中に拠点を置いています。
国内で認可されているAGA外用薬としては、発毛効果が認められている「ミノキシジル」があります。
日本におけるジェネリック医薬品は新薬の特許期間終了後、厚生労働省の許可を経て製造販売される新薬同等の有効性を持つ医薬品です。ジェネリック医薬品は新薬の後発医薬品であり、新薬と比べて開発費用が抑えられるため安価な価格で処方されています。それだけでなく、ジェネリック医薬品は新薬よりも飲みやすさ等が改良されたものが多いのも特徴です。
フィナロイドとは?AGAへの治療効果や通販で購入するリスクを解説
フィナステリドとミノキシジルは、AGA治療においてもっとも推奨度の高い成分(薄毛治療薬)です。
フィナロイド100錠+ミノキシジル5mg100錠1箱 1セット
このように、プロペシアとミノキシジルは、それぞれのメカニズムが異なる薬のため、双方の効果や副作用を強めることはなく、併用することでお互いが補完しあってより効果的に薄毛を改善します。
当院では、AGA治療薬として、フィナステリドとデュタステリドに加え、ミノキシジル外用薬(塗り薬)・ミノキシジル飲み薬も導入しております。
ミノキシジルは発毛を促す治療薬です。もともと欧米で高血圧患者の治療薬として使用されてきたミノキシジル内服薬ですが、副作用として多毛がみられたことからAGA治療薬として再開発され使用されるようになりました。ミノキシジルには内服薬と外用薬がありますが、ミノキシジル外用薬は日本皮膚科学会が発表している「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」で最も推奨度の高い、推奨度Aに位置づけられています。
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ミノキシジルは「毛を生やす薬」であり、プロペシアは「抜け毛を減らす薬」です。そのため、毛が十分に増えてきたらミノキシジルを徐々に減薬して、プロペシアのみ継続といった使い方をするケースもあります。
AGA治療(フィナステリドなど)が効果がない人や場合ってあるの?
ミノキシジルは、男性のみならず女性の薄毛治療にも効果的な医療薬になりますので服用することができます。ですが、フィナステリドに関しては女性の薄毛に対する有効性は認められておらず、安全性も確立されていないため、服用することができません。ちなみに、デュタステリドに関してもフィナステリドと同様に服用することはできないのでお気をつけください。
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フィナロイドはAGA治療薬の1つです。フィナロイドを処方されたときは、副作用や注意点を踏まえて、正しく服用しましょう。主成分のフィナステリドは、AGA治療薬のプロペシアにも使用されています。ここでは、フィナロイドの製造元や作用、副作用などについて詳しくご紹介します。