フォシーガと心不全に関連してよくある質問にお答えしていきます。


フォシーガは糖尿病治療薬ですが、糖尿病ではない心不全の患者に対しても適応可能です。
現在は、心不全治療において最優先で使用すべき4つの治療薬の1つに選ばれています。


DAPA-HF試験_主要複合エンドポイント(心血管死、心不全による入院、心不全による緊急受診)のうち、いずれかの初回発現までの期間(主要評価項目)とKCCQの症状合計スコアの変化(副次評価項目)および安全性の結果-

DAPA-HF試験_心不全の薬物治療別に解析した主要複合エンドポイント-_新作成要領

フォシーガ 慢性心不全 作用機序movie | ONO MEDICAL NAVI

・脱水
フォシーガと利尿剤を併用している場合、利尿作用が増強され脱水状態になる可能性があります。
脱水予防のためには適度な水分補給が望ましいですが、

フォシーガが分類されるSGLT2阻害薬が心不全の治療薬として承認されたのは2020年とまだ最近のことです。
それにもかかわらず、SGLT2阻害薬はすでに従来から心不全の治療薬として使用されていたARNI、β遮断薬、MRAとともに心不全治療薬のファンタスティック4と称されています。

DELIVER試験_左室駆出率が40%を超える慢性心不全患者さんを対象としたDELIVER試験_新作成要領

DAPA-HF試験_ 左室駆出率の低下した心不全患者を対象としたDAPA-HF試験_新作成要領


作用、心不全改善も平均的に優れている。(50歳代病院勤務医、消化器内科 ..

フォシーガは、糖だけではなくナトリウム(塩分)の再吸収も抑制するため、尿細管内でナトリウムが増加し輸入細動脈という血管が収縮します。
輸入細動脈は、腎臓にある、糸球体という血液中の老廃物や塩分をろ過して尿を作る毛細血管に向かっています。
この輸入細動脈が収縮することで糸球体内の圧力が下がり、糸球体における過剰ろ過を抑制して腎臓を保護しているのです。

SGLT2 阻害薬による慢性心不全に対する作用機序とエビデンスは? SGLT2 阻害薬 ..

また、重篤な副作用としては、低血糖、腎盂腎炎、外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)、敗血症、脱水、ケトアシドーシスがあります。

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フォシーガは、腎臓で行われる糖の再吸収という工程を抑制し、尿に糖が排出されないようにする体内の働きを阻止します。
この工程が抑制されると糖が尿から排出されるようになり、糖とともに水分も一緒に排出されるため尿量が増加します。
これにより体内の水分量や血液量が減少し、心臓の負担軽減やうっ血の改善につながるのです。
その結果、フォシーガの腎臓への働きは、間接的に心不全を改善する効果になっています。

ダパグリフロジンの慢性心不全に対する薬理作用には、SGLT2阻害による

これにより、フォシーガは心臓に直接作用して炎症を抑制し、心機能に良い影響をもたらすことが確認されています。

フォシーガ(ダパグリフロジン)の作用機序【糖尿病/心不全/CKD】

このようにフォシーガは、その効果の高さと安全性から、心不全治療において積極的に使用することを推奨されています。

の血糖コントロールを改善 慢性心不全に対する薬理作用には,SGLT2


その他、フォシーガは、炎症抑制、心機能の改善等の心臓に有益な作用をもたらすことが知られています。

○岡委員 そうすると、心臓に効くという主作用の作用機序と関係ない ..

心不全では、線維芽細胞という炎症を起こす機能を持つ細胞が過剰に増殖することで、細胞外マトリックスという物質が増加し心機能に悪影響を及ぼすことがあります。

処方医が、フォシーガ錠を慢性心不全の患者に使用する場合の投与量を把握してい ..

また、フォシーガは心不全だけでなく腎臓病の治療でも使用されています。
腎臓への効果については別の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

医療用薬15製品 効能追加など承認取得 フォシーガに慢性心不全

慢性心不全における薬物治療アルゴリズムのアップデートとSGLT2阻害剤フォシーガのDAPA-HF試験_室原 豊明 先生_作成要領改訂

世界的な大規模な臨床試験で血糖降下作用のみならず、心不全や腎臓 ..

では、具体的にどの部位に働いて効果を発揮しているのでしょうか?
次項から、心不全におけるフォシーガの働きについて詳しく解説していきます。

ダパグリフロジンの慢性心不全に対する薬理作用には、SGLT2阻害による浸透圧性利.

腎臓に対する作用と心臓に対する作用に分けて、ご紹介していきます。

作用のあることが明らかになりました。今年(2022年)2月、エンパグリフロジン(ジャディアンス)は心不全患者で心血管死亡、心不全 ..

心臓は通常、拡張と収縮を繰り返しますが、心不全の人は血液を送り出すことが難しくなり心臓が拡張します。
この負担を軽減することがフォシーガの特長です。

⑧ 心臓への作用機序は不明。AS 生存期間; 狭心症後 5 年,失神後 3 年 ..

慢性心不全患者さんを対象に、フォシーガ錠10mgを標準治療に追加したときの結果は次の表の通りです。
(投与期間:最長42ヵ月)

ダパグリフロジン(フォシーガR)は心不全の治療に効果がありますか?

ちなみに、フォシーガと同じくSGLT2阻害薬に分類され、心不全への効果が認められている2型糖尿病治療薬にジャディアンスがあります。

[PDF] 慢性心不全治療薬としての SGLT-2 阻害薬について

この記事では、フォシーガの心不全への作用機序について詳しく解説し、この疑問にお答えしていきます。
またフォシーガを飲むときの注意点についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。